ヒミエルストーブ

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台車からの運搬を改善する

 
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3月は来週から2週連続で納品が続きます。

2月末で製品の製造は終了したので、余裕をもってお客様から依頼されている実験を消化しようと計画していたのですが、台車からの運搬改善に予想以上の時間を費やしてしまいました。

 

ハイジャッキの改造

前回は油圧ジャッキを使用して台車から炉台へ下ろす実験を行い、今一つ使い勝手が悪かったので今回はハイジャッキを利用して簡単に設置できないか実験してみました。

 

そもそも、ジャッキをしっかりと固定できる場所が無いので本体を持ち上げるパーツを自作するところから作業をスタートさせ、ハイジャッキが自立する様に脚を追加しながらジャッキの高さを高くしてみました。

 

完成形を見ると簡単なんだけど、最初は本体の横に市販ジャッキを立てかけてどんな感じに仕上げようかな~とイメージを膨らませて部品を作って行き使い勝手を確認してゆきます。

 

この、部品の形状イメージ→試作→検証のループをひたすら回して行く作業に時間が掛かって仕方ありません。

最初から答えなぞ無いので、試作品を使った実験の感じを次の改良に生かすんだけど、そう都合よく便利なアイデアが湧いてくることも少ないのであっという間に1日が過ぎ去って行きました。

 

そしてこの写真を撮影した後、バランスを崩してストーブを倒してしまったのでハイジャッキを使用した運搬は止めました。

反省点は色々あるけれど、このジャッキは繊細な動きが苦手で、大きな移動量が欲しい場合に使う道具だと言う事を、使ってみて初めて実感しました。

 

2本買ったので今回の使用では無駄な投資となりましたが、使ってみない事には良いも悪いも分からないから良い経験だと思います。

 

油圧ジャッキで再挑戦

とは言え、くさび式足場を室内で組み上げてチェーンブロックで吊り上げるのは道具の運搬がしんどいのでなるべく避けたいから、もう一度油圧ジャッキを使用したジャッキダウンスタイルを検証してみました。

 

先ずは自社にストックしているKD01を使って手法の検証を行い、次にKD02を使って最終チェック。

そして一番最後にお客様へ納品する実機を使って納品の練習を行いました。

お客様へ納める製品なので、横倒しになったら取り返しがつかないので、安全対策にクレーンで釣りながら検証しました。

前回とは異なり、ジャッキのストロークを計算した角材を用意したので、たった1回だけのジャッキ掛け替えで地面へ安全に設置出来ました。

ジャッキはヤフーショッピングで購入した値段の安い中国製のジャッキを使用しました。

単に上下方向へ移動させるのであれば全く不満を感じる事は無いけど、爪のねじれ方向に対する公差が大きくて過酷な使用ではスライド部分がキンクしちゃいました。 やっぱり国産と中国製は一見同じように見えても中身は全く違うと再確認です。

 

まとめ

来週から納品だけど、まだ新しい相棒にクレーンを取り付ける段取りが出来ておらず来週も忙しくなりそうです。

今回の実験では、2回ほど工場に有るデモ機を横倒しにしてしまいびっくりしました。

そんな事を繰り返す中で、どうすれば安定した姿勢を作り出せるのかを最優先事項に考えるようになり今の所不満のない手法に落ち着きました。

 

2日間回り道をして最初のプランに近い手法を採用したけど、比較対象が有ってこそ手法の優劣が分かるので一見遠回りに見えるけど有意義な実験でした。

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