ヒミエルストーブ

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蓄熱式サウナストーブの完成テスト

 
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設計開始から2か月かけて製作した蓄熱式サウナストーブが堂々の完成。

塗装も完了して後は納品するだけになりました。

グーグルフォトで確認すると最後にクリーンバーン機を作ったのが2017年なので正確には7年ぶりに作るクリーンバーン機。

時計型ストーブのようにフルスロットルか熾火の二択になったり、煙が大量に発生するちょっと残念な機種だと落胆しますが、結果は真逆で良い感じで運用できます。

実際の運用では本体の周囲に約100㎏の石を搭載するので多量に蓄熱するんだけど、工場で石を入れちゃうと取り除くことが出来ないから石を入れない状態でテストを実施しました。

本体のアクセントになっているエキスパンドメタルへしっかりと塗装を行うために溶接で固定するのではなく分解できるように製作しました。 網目をモレなく塗装するためには上下の反転だけでなく、網の内外両方へ塗料を吹き付ける必要があるんだけど、開口率が大きいので塗料のロスが多いんですよね。

溶接しちゃうと網の内側を塗装できないから、分解式は必須の機能。

せっかく分解式で作ったから、石を詰めても網を持ち上げることにより石を除去できるかと思っていたけど、石を詰めると石がパンパンに張りつめて金網が溶接されたみたいに1㎜も動きません。

もしかして石を入れ替えようと思えば本体の上下を反転するか、根気よく石をお玉みたいな物で取り除く必要があります。

石を入れていないので本体の昇温が良くわかり、躯体のすべてが200度~300度に昇温するのが良く分かります。

一か所だけヒートスポットは発生するのではなく、全体にまんべんなく昇温するのがいい感じ。

天板は秘密では無いけど、木質ガスをしっかりと燃焼する事を狙って取り付けたバッフル手前が狙い通り最も昇温していた。

肉眼では単なる黒い天板だけど、サーモグラフィーがあると設計の検証が出来るので非常に便利。

一旦巡行運転状態に温まれば煙はほとんど発生しませんのでシャッターを下ろして工場を締め切った状態で運転しても不便を感じる事は無かったです。

昔は煙の発生を止める為に実施すべき方策が分からずに、途方に暮れた記憶があるんだけど今となっては良い思い出。

煙を出さない秘訣を公開すると

しっかりと昇温、発生した木質ガスと空気を混合する、温度の差をどこかでしっかりと発生させる。

上記3点のパラメーターをバランスさせるといい感じに燃えます。

比率や構造は仕様で狙う特性により変化するので、実物を作って検証するしか手段がないからDIYではちょっと厳しいかも。

塗装前の検証で4時間燃焼したガラス面がこちらになります。

目視では煙の付着を確認する事が出来ませんでした。

煙と、吸気の流れをしっかりと計算したので簡単操作にも関わらず窓ガラスの曇りは皆無。

まとめ

大部分は忘却しちゃったけど、微かに残る過去の記憶では今回達成した性能を出すことに苦労したと思っているんだけど自分でも拍子抜けするくらい良い感じに作りこむことが出来ました。

本体が冷めた後にバッフル板の耐火レンガを確認すると煤が一切付着していませんでした。何を意味しているのかと言えば、しっかりと昇温するとともに木質ガスの燃焼を補助しています。

あと残る工程はお客様のサウナへ搬入をおこない、石を入れて煙突を接続し実際の使用感を確認するだけに。

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