煙突が傾く原因を探索する
煙突設置初日の最終確認で判明した煙突の傾き。
1Mで約4mm程度傾いているので許容レベル超えていると判断し原因の調査に着手。
しかしですよ、いくら中年で物忘れが多くなっているとは言え煙突固定金具を取り付け煙突を締め付けた時にはしっかりと垂直が出ていたことを鮮明に記憶しているので不具合の理由が全く想像出来ない。
検査方法は川原薪ストーブさんより、水平器での確認は当てにならないのでレーザー墨出し器か下げ振りを使った方が良いとアドバイス頂いたので簡単に着手できるレーザー墨出し器を煙突から30mm離れたところへセットして測定を実施。
固定金具の直下では差金の寸法が30mmなのに、煙突の下端では26mmなので差金方向へ4mm曲がっている事が即座に目視確認できました。
固定金具上の煙突は上下とも30mmなので接続コネクターで折れ曲がっていると推測し、ジョイントの差し込みを1ポジションつづ移動しながら倒れの確認を行い数値をテープに記録したけど曲は変化なし。
最後に予備に持参していた新品煙突を接続しても倒れが変化しなかったので、メス側コネクタの垂直不良と判断。
工業製品なので公差があるのは当然だし、組み合わせによって良い悪いがあるのも理解できる。しかし今回は公差で表現するにはちょっと厳しい状況。
どうやって納めようかと思案して行き着いた答えが、コネクタ部分に曲がり方向と反対に力を加えて若干折り曲げもう1個設置する固定金具でしっかりと垂直を取り直す事にしました。
修正内容を施主様へ相談させて頂き、ご了承の上2日目の作業は終了。
放置していても分からないかも知れないけど、私は認知しちゃったら知らないふりできないし、逃げることがストレスになってしまう。