ヒミエルストーブ

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千葉県へ出荷するICの製作

 
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本来の予定では12月中旬に長野県へ納めるSD01の手直しを先に着手して、12月末に納品するICはSDの完成した後に製作を着手するのが納期順なのですっきりしているんだけど、12月は出張の予定が多く恐らくイレギュラー対応も入ってくるので先ずはICから作りこむことを決定。

昨日お客様が見学にお越しくださり、火が消えた後も石に蓄えた熱でしばらく暖かさを維持できる事を再確認したICは特性を上手に利用すれば便利な暖房器具として活用できると思いました。

本体の周囲に石を抱けば蓄熱型ストーブになるので、ヒミエルストーブにも石籠を作って周囲を覆えば簡単に蓄熱するのは分かっているんだけど注文品の処理に忙殺されてアイデアを具象化する時間を確保できないのが少し残念。

ICの製作は4台目なので製造の勘所を掴むことが出来、回り道をしなくてもいい感じに仕上げることが出来る様になりました。

初号機はどうすれば良いのか考えながら作ったので本当に時間を費やしたのも良い思い出です。

塗装が終われば燃焼テストを行うのですが、お客様へ納品する耐火レンガやバッフルを実際に設置してフィッテイングの確認を行った後、問題なければテスト用の耐火レンガに入れ替えて実験を行います。

客先へは本体と内部部品を別の箱に入れて発送するんだけど、段ボールの中に灰や炭が飛散して部品が汚れることを避けるためこのような手法を採用しています。

写真を見ると何てことない光景に見えますが、網目の塗装がちょっと手間なんです。

まずはパーツクリーナーを使用して脱脂を徹底的に行い、網目の円柱を上下回転しながら内側と外側を満遍なく吹き付けします。 なので内外*上下の4回塗装してやっとすべての網目に塗装が完了。

ローラーで塗装出来れば簡単なんだけど、耐熱塗料は刷毛目が残るので私はスプレー派。

単に塗装すれば完成では無く、塗りムラやスパッタの除去などタッチアップも含めると1日かけてやっと組み付けが完了しました。

明日テストを行い、問題等検出無ければ梱包して出荷まで保管となります。

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