煙突設置に役立つ道具をテスト

煙突を設置する箱が長い時は、屋根上で煙突を繋ぐことができないのであらかじめ室内で煙突を3~4本つないで1本にしてから箱の上に載ってロープを引き上げる事が多い。
しかし、細いロープ1本を握りしめ20~30Kgの煙突を持ち上げるのは毎回ヒヤヒヤしながら作業してました。 なぜなら、途中で握力が弱まり煙突を落としてしまう可能性が有るし、ロープを持ち上げる作業と握りしめる力を同時に注意しなきゃダメなのでずっと違和感を感じていました。

今回は吊り上げ煙突が3本だったけど

バルコニーから立ち上げた場合4本を持ち上げる事もありました。
いずれにせよ、危険と感じる作業を繰り返すのは良くないので今回はヘッダー写真に掲載している岩登りで使用する補助具を使い使用感を試してみる事に。
ちなみに使用する器具の名前は「アッセンダー」と言いアマゾンで検索すると沢山ヒットします。
現場に到着して煙突固定金具を取り付け、煙突を持ち上げる準備が完了したので箱の上に立って、まずはロープを素手で引っ張るけど握力が弱まれば煙突だけでなく家の床まで壊してしまうので恐怖を感じました。
そしてアッセンダーをセットして引っ張り上げてみると…
今までの苦労が嘘のように軽々と思い煙突が持ち上がるではありませんか。
ロープを握っている時は必死に握力が落ちない様に焦っていたのに、今回は右手1本でも楽々保持できるのが素晴らしい。作業中は両手がふさがっているので写真を撮影する余裕は一切有りませんが、心の余裕と安全性は以前と比べ物になりません。
やっぱ作業に困難を感じたときは何かしら改善を求めるサインなのですね。
今回は煙突を持ち上げる工程で道具を追加しましたが、次は煙突掃除で屋根に上るときに落下を防止するロープワークと器具を調べて実験しようと思いました。気分は40代と変わらないけど、体力と反射神経は確実に落ちているので道具でリカバリーできる所はしっかりと補って行きたいです。