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ストーブ吊り具の改善

 
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高知県へ納品に行くとき、取り急ぎ製作したストーブの吊り具は煙突を取り付けるために工務店さんが組み立てて下さった室内足場を利用して台車からストーブ本体を下せたので出番はありませんでした。

ただし、納品前は風邪を引いてしまい作業できる日数が少ない中納期が迫っている仕事を幾つか抱えていたので吊り具の製作に割ける時間がなく、製作途中だけど実践に投入しちゃう感じだったので改めて改善の続きを実施。

まずは三角形の足元が広がりすぎないよう何らかのストッパーが必要なので、鎖やトラスなどの形状を考案した結果この様な形を思いついたのです。

約15mmツーバイ材を削り込み、三角形の足元が滑って広がらない様に固定します。

そこでポイントとなるのが吊り上げ部分に使用する木材で、樹種は分からないけど重たくて硬い物をセレクトしたので約300㎏程度の荷重では全くたわまずに安心感が絶大。 実験で使用したツーバイ材だと荷重で木がしなり恐怖を感じたのでこの違いは大きい。

そして木材自体が固いで金属で挟み込んでも簡単に潰れたりせず若干広がろうとするので、足元の木材に掘った溝にはめ込み若干のテンションをかけながら三角形部分を固定すると非常に安定します。

写真では分かりにくいけど、三角形がしっかりと効いて、横に使用している木材を掴んでいるから非常に安定感があります。

試しに私がぶら下がって懸垂してみたところ全く問題有りませんでした。

後は横方向の揺れを抑える合板を取り付ければ完成です。

これを考える前は単管足場を使用してストーブ本体の昇降をしていたのだけど、強度は抜群ながらとにかく部材1式が重たいのが難点でした。

そして、足場材なので3本の支柱を連結するまでは不安定だし、トラックから使用場所まで家にぶつけない様気を付けながらそろりそろりと運ぶことが非常にストレスでした。

なので、色々な方法を試したけど軽量な部材で安定して吊り下げる方法を思いつかず半ば諦めていたのですが今回の手法には期待をしてます。

後は何度か実線で使って見てさらに改善すればしばらくの間荷下ろしに困る事は無いでしょう!

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