出発前に最後の確認

姫路を出発して5日目の朝。
前日の夕方に操作説明を行い晴れやかな気分で現場を後にする予定だったのだけど、今回は最後まで確認する事が絶えません。
操作説明を実施した日の夕方は強風が吹いており、焚き付け時の弱い炎ではドラフト圧力より風の方がつよいので煙が逆流する可能性が有ったのだけど予想通り強風と共に焚き付けが消えて室内へ煙が逆流してきました。
久しぶりに見る光景だったので少し驚いたけど、消えた炎を再び点火して何事もなく操作説明は終了しました。
操作説明は問題無かったけど、焚き付け時の炎が消えて煙が室内へ逆流する現象がどうしても気になって仕方ありません。
風圧帯を避ける設計は、十分に屋根から離隔しているし棟からの距離も4M弱離れているので問題ありません。過去の施工と比較しても風圧帯に関しては安全になるように設計しているのだから偶然発生したアクシデントだと思いたいのだけど確信が持てないので、出発の朝に現場へ行ってもう一度試してみる事に決定。
すると、なんの問題も無く普通に立ち上がったので昨日の焚き付けの鎮火は突風によるアクシデントだと断定しました。
施主様はもともとMazdaのロータリーエンジンを開発していた技術者で、論理的な解釈が長けている方だったので焚き付け鎮火の理由を説明すると納得して下さいました。
これで移動も含め4泊5日の設置旅行は無事に終了となります。
工事期間中は日中の運動量が多いのか、はたまた単に老化が進んでいるのか理由は分かりませんが仕事を終えて宿に帰り午後8時を過ぎる頃には猛烈な睡魔に襲われるので9時前には就寝してました。
早く寝ると朝4時半には目覚めるのだけど、十分な睡眠を取る事で体力が回復するから困難が発生しても意欲的に乗り越える事が出来ます。 なので、良い仕事を行おうと思えば体調管理を第一に考えた方が良いと実感した出張工事です。