今月は珍しく3台も出荷予定なので真面目にお仕事に勤しんでおります。
今日は家具の配達便でICの本体を出荷したので残るノルマは2台。
タマゴサウナ向けサウナストーブは鋼材の入荷待ちで作業が止まっているので。今月末納品予定のSD01の下ごしらえに着手。
まずは溶接面の角を落として溶融肉が溶け込むように開先を取ります。
開先とは肉厚鉄板の角を落として、溶接肉を流し込み強度を保つために必須の作業。
初期の頃はサンダーで鉄板の角を落としていたけど、粉塵と騒音がすごいので7年くらい前からハンドベベラーと言う超硬チップのついた角を落とすハンドツールを愛用していました。

手元に来た時からボロかったのでいつの日か壊れる日が来るかと思っていたけど、その日は突然やってきました。
電源を差し込み、スイッチを入れても全く作動する気配がなかったのでバラバラに分解して内部の清掃を行なったけど復活する事は無く単なる鉄屑になってしまいました。
うーむ
使用頻度が少ないとは言え、サンダーで削るのも面倒だし買い替えるか!と決意。
新品を検索すると約10万円。
確かに新品は良いのは分かっている。
けれども使用頻度が少ないので、よし行くぞ〜と言う気分にならずヤフオクを徘徊すると壊れたベベラーと同じ物が6千円で発見。
ただし、本体の基準面に改造した痕跡があって完動品を求める人は敬遠しそうな一品。
そこで私は閃きました。
格安で整備が必要なベベラーを購入し、手元のジャンクで使用できる部品を組み合わせればOKなのではと。
早速落札し、手元に届いて細部を確認すると、そのままでの運用は厳しいコンディション。
なので部品を入れ替えてテストを行うと、今まで使っていた物よりしっかりしている事が判明。

同じ機種なので写真では分からないけど、全体的にしっかりしているし錆が少ない上物。

このように鉄板のエッジを3mm角で綺麗に切り取ってくれるので本当に助かります。

鉄板が数枚だとサンダーでも対応できるけど、これだけの部品を全て手で面取りするのは疲れるので良い道具を購入できたと思います。
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