便利な薪ストーブアクセサリ
薪ストーブを使う時に最も勝手がいいらしい。
とある土曜日の朝市にて、「済みませんこれ作れますか?できるのなら頼みたいのですが。」とおもむろに薪ストーブのアクセサリーの一つであるカギ棒の製作を相談されました。
元々はスノーピークの焚き火ツールセットPROで、ショベル、火ばさみ、火かき棒の3点セットなんですが、使うのは火かき棒ばかりで、火かき棒単品では販売しておらず、またもう少し長目の棒が必要だったみたいです。
私自身は使った事はありませんでしたが、冬に火ばさみやショベルを使っている場面を見かける事は殆ど無くて、いつも火かき棒を使って薪の調整をしているので、頼まれついでに何本か余分に作って自分で使って見る事にしました。
私が今まで薪ストーブアクセサリーに使っていたのは100均で買った園芸用の小さなスコップと、工場に落ちている廃材の角棒でした。
見た目がすごく貧相なアクセサリーでも、馴れると結構快適に使っていました。
9の角材とΦ5の丸棒で作ります
かき棒の先端は形が決まっていますが、取手のデザインは悩みました。
木材をスライスして取っ手にすればデザイン的に格好いいのですが、私は木工の経験が無いので何とか金属加工で簡単、お洒落に作ろうと何個か試作を作りました。
何個か作っていると、素材の形を活かしたデザインに落ち着いて来ました。
具体的な工程
(先端を丸める)
バーナーで角材をあぶり先端を丸めます
(先端を90度曲げる)
あぶって先端をかき棒の形状に曲げる
(取っ手を作る)
握りやすい寸法に丸棒をあぶって取っ手を作る
(溶接をする)
今まで作った部品、かき棒、取手、引っかけ穴の3つの部品を溶接で1つにする
(塗装)
耐熱塗料で塗装
以上の工程で、馴れるとあっという間に完成します。
まとめ
自分用に作った火かき棒で猛暑の中ロケットストーブを調整してみました。
今までのスコップや、鉄の棒とは違ってとっても使いやすいです。
大きな火箸も売っていますが、頑丈な物ほどスプリングが強力で握力が必要だったり、重かったりして使い勝手がもう少し良ければと思う事もありましたが、火かき棒は火箸の働きを代用出来るので凄く使い勝手が良いです。
構造も単純なので壊れる事もないし、使い勝手も良いし、私のお気に入りアクセサリーになりました。
作り方も簡単ですし、薪ストーブ初心者の方は、カタログに載っている高額なアクセサリーを選ぶのもよいですが、選択肢の中に火かき棒を加えてみるのも良いのでは無いでしょうか。