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サイドオーブンの薪ストーブ

 
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今年5台目となる薪ストーブを作って見ました。

今年5台目って作るペース劇遅って感じですが、その間にでっかいロケットストーブを作ったり、

そいつをベースに友人のデザイナー監修のロケットストーブを作ったり

本業のお仕事を挟んだのでほどよいペースかと自分では思っています。

 

オーブン横型薪ストーブ

今回作った燃焼室とオーブンが横に連なった薪ストーブは、デザインの違いはあれども、構造はほぼ一緒と言っていい位似通っています

こんな感じ。

左で薪を燃やして、右側にオーブンが付いています。 今は耐火ガガラスの部品待ち。

オーブンのドアに、材料をちょい置き出来る方が便利なのでドアを開けても、ガシャーンと本体にぶつからない様、さりげなくストッパーも付けました。

もとになったサンプル品と比較してなんだがゴージャスになりました。

炎を楽しみながら、オーブンもしっかり昇温するので使いやすい形だと思います。 今は鉄板の本体だけ出来上がった状態なので

これから耐火モルタルとパーライトで断熱レンガを自作して、床に敷き詰めたいと思っています。

自作でピザ釜とかにチャレンジする人に助言するのもおこがましいのですが

耐火セメントとキャスタブルの違いをしっかり認識しておかないと痛い目に遭うので知っておいた方が良いと思います。

キャスタブル

固まると耐熱コンクリートになるのがキャスタブル

耐火モルタル

熱を加えることで硬化する。 焼かないと固まりません。

 

キャスタブルの方が値段が高いので、一見機能が同じなら耐火モルタルを買ってしまいそうになりますが、ピザ釜の外側なんかに使っちゃうと固まらないので注意が必要です。

キャスタブルと水と断熱材のパーライトを1:1.5:5の割合で混ぜ合わせ、100均で買ったプラスチックのケースに注ぎ込み、自家製耐火レンガを作ってみようと思います。

市販の耐火レンガが1個200円位で販売されているので買った方が安いのですが、とにかく一度自分でやってみたいので挑戦します。

今回のポイント

薪ストーブって、熱が集中する熱い所と、温度が低い所を作りだし、温度勾配の傾斜をつける事が一つの大事なポイントなのだと考えます。

これって、産業用の熱処理炉を設計している技術者から教わった話なので間違いでは無いと思うし、すっごく大切なポイントです。

薪の条件は全く一緒では無いですが、同じストーブで比較実験を行いましたが、薪の燃え方が違う様に見えました。

 

燃焼温度が高ければ高いほど、暖められた燃焼ガスの浮力が大きくなるので、その浮力を利用して強力な吸気を可能にします。

今日のブログを書きながら、プロパンボンベを改造した薪ストーブの燃焼風景をイメージしていました。

プロパンガスボンベを改造した薪ストーブは簡素な作りですが猛烈に熱く、すっごく良く燃えます。

なぜそのようになるのか不思議に思っていましたが、謎を解き明かすヒントの1つはプロパンボンベの形状では無いかと思いつきました。

丸い断面の底に熱いおき火が集まるので、自然と高温の部分が作り出され、木材より発生した燃焼ガスがボンベ後端でしっかり2次燃焼する。

薪ストーブ設計の大切なコンセプトに気付いたのかも知れません。

早速実験して検証せねば!

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