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イベントに出店して焼き芋を販売する方法

 
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最近はマルシェやロハスフェスタなんかでイベントが沢山開催されていますよね。

そんなイベントに工場勤務で、機械修理と設計に明け暮れる商売にはど素人の僕が、イベントに参加して食品を販売できるのか試して見ました。

いきさつ

薪ストーブのブログを書き初めて2年半。継続は力なりとは良く言ったモノで、去年比で月間PVやセッションが2倍になりました。

しっかし、ブログ1本だけじゃなく、自らイベントに繰り出し、実演しながらパンフレットを手に取ってもらい認知を広めて見たいと思ったのがイベント参加を思い立った理由です。

要は僕がオリジナルのロケットストーブを作って販売していることを対面でプロモーション出来ないかと思って行動してみました。

初回参加での学びから

4月に初めて知人の紹介で「丹波ハピネスマーケット」に薪ストーブを持参して出店しました。

感想は・・・・「めっちゃヒマ!!」

周りのお店は食品や手作りクラフトなどでお客さんが多数いましたが、薪ストーブを展示しているだけだったので、誰も話しかけてくれる事も無くイベントスタートから終了まで写真状態でした。

そりゃ、薪ストーブが欲しいと思ってイベントに来ている人なんていないと思うし、テントの下でストーブを焚いているだけじゃ興味の無い人の心には何も刺さらないでしょう。

お恥ずかしながらそんな当たり前の事すら、疲れ果てた帰り道で気付くまで分からなかったんです。

そんな失敗を教訓に、ストーブを展示だけするのでは無く「薪ストーブを使った料理を販売して、使う状況をイメージして貰う。」構想を思いつきました。

そうなれば早速行動です。

焼き芋屋の営業許可

管轄する保健所のよって指導内容は異なりますが、イベントで食品を販売するには「営業許可」が必要になります。

露店営業の許可を取るには、しかるべき用具の準備と「食品衛生責任者」の設置が必要で、食品衛生責任者になるには講習を受講しなければなりません。

実際に調べて初めて知りました。イベントで飲食業をするのって、モグリでやっているんじゃ無くて主催者に営業許可の提出や衛生管理の徹底など、目に見えない部分で手間が掛かっているんですね。

 

そして、焼き芋屋さんの出店にも営業許可が必要なのか丹波市の保健所に電話で問い合わせた所「焼き芋、焼きトウモロコシなどは営業許可は不要です」と解答して貰ったので、正々堂々と出店出来ます。

お芋の準備

せっかく出店するのだから、スーパーで売っているお芋じゃなくスッキリとした甘みが特徴の「紅はるか」を選びました。

買った芋をそのまま焼く訳じゃ無く、亀の子たわしでしっかりと洗って、蜜がついて黒ずんだ部分を削ったり、端っこを切り落としたりと準備も入念に行いました。

とは言え、初めての販売なので初回は失敗の経験を積む場所だと思って挑みました。

イベント当日

設営

搬入は8時からですが、凄く重たい薪ストーブの積み下ろしするには出店者の少ない早い時間に開場入りが必須です。私の場合1時間位早い7時には会場入りして設営に取りかかります。

前回は220kgのストーブの搬入に難儀したので今回は軽いストーブを2台持って行きました。 軽いって本当に楽です。前回の経験から、要らないモノを省き、必要な物に絞り込んだから準備時間が短縮出来ました。

一目見て薪ストーブ販売だと分かって貰えるよう、看板もディスプレーの上に準備しましたし、お店の見え方も自分なりに考えて見ました。

そして、お芋の販売も分かりやすい様に看板を作って見ました。

イベント開催中

振り返ると反省点が2つあります。

まず最初に、お芋が売れるかすら分からないので、5個位を焼いて見る事にしました。すると、ビギナーズラックなのかお客様が4個まとめ買いして下さり、試食分を除き完売してしまった。

お芋は焼き上がるまで1時間位掛かるので、その間はお客様が来ても販売する事が出来ずに機会損失しちゃいました。。

なので、売れるかどうか分からないけど、商品の欠品が起こるよりマシかと思って沢山焼くと、お客様の切れ目で沢山の芋が余っちゃいました。

うーん難しいですね。

もう一つの反省点はお芋の調理方法です。

前回はお芋を濡れ新聞で包み、アルミホイルで包んで調理したのでしっとりした仕上がりになりました。

今回は焼いた石の上に直接置いてみました。

すると・・・ お客さんがいなくて長時間石の上にのせていると水分が蒸発してしまいスカスカの芋になってしまったのです。

今まで長時間芋を焼き続けた経験なんか無かったので良い経験です。芋は長時間の加熱NGなんですね。

反省をふまえ、次回は濡れ新聞+アルミホイルで調理します。 この方法だと、冷める過程で保温調理されるのか凄く蜜が出来るので、火から下ろした後も美味しく頂けるのが特徴です。

上のスカスカ状態を比べて、したの写真の方がしっとりしているのがおわかりになるんじゃ無いでしょうか?

 

気づき

単にお芋を並べるんじゃ無く、私の方向に歩みを進めてくれた人には「無料の試食だけでもどうぞー」と試食して頂くと「美味しいね。1個ちょうだい。」となる場面が多かったから、試食って大切なんだと感じた。

あと、繁盛している他のお店を観察すると、お客様の困りごと解決を提供しているとか、翌日が母の日だからお花が売れているなど、出店者側の押しつけじゃ無くて顧客のニーズに合致したお店が繁盛していると思った。

 

撤収

撤収するには閉会90分前にストーブの火を落として冷却しなければならないので、焼き芋屋も早々に閉店しました。

薪で営業すると準備と撤収に2時間くらい営業時間をロスするので、本気で稼ごうと思う人にはお勧め出来ないかと思いました。 やっぱりプロパンガスが一番便利!

撤収のコツも掴んだので、30分位で荷造りを終わらせ今回のイベント参加は終了しました。

 

まとめ

イベントは参加する事で多くの得る物があって面白いです。

商売の基本を学べるので技術者こそ積極的に参加して、沢山失敗を重ねてブラッシュアップする過程を楽しめたら、自身の成長に繋がると思います。

お金を払ってセミナーや講座に入会し、インプットする事も大切ですが、

一番強烈に勉強になるのは、小さくても良いからお客様と相対し実際にお金を払って貰う仕組みを考えて実行する事じゃ無いでしょうか。

私自身イベント参加は何の成果も、利益も上げていませんが、普段の生活では得る事の出来ない経験を積む場所だと捉えています。

誰かが作ったゲームやVRじゃ無くて、自分で考えリスクを取り、行動する経験は絶対本業にも良い影響を与えると思うし、思った事を行動に移すってとっても気持ち良い。

 

 

 

 

 

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