Q:ロケットストーブは濡れた薪でも燃やせるますか?

 

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最近薪ストーブ以外にもエンジニアリング関連の依頼が重なり以前にもまして意欲的に仕事に取り組んでいます。

また、見学やお問い合わせが依然と比べ物にならない頻度で頂ける事を感謝します。

 

さてお客様からの質問をただお一人にお返事するのじゃなく、ブログに書けば多くの人にお伝え出来るので今回は質問に回答する記事を書きます。

 

薪ストーブのベテランから初心者まで経験値は様々ですが今回は全く知らない人向けの記事になります。

煙は絶対に出ます。

まず住宅地にお住いながら薪ストーブを導入される方の多くは煙の発生が気になるかと思います。まず断言できるのは絶対に煙は発生します。

電子制御が進んだ自動車だってコールドスタートでは排ガスが匂うし、灯油だって匂うのでとにかくコールドスタートの時には絶対煙が発生します。

 

そして上手に高温を維持すればどの様な薪ストーブを選択しても煙の発生量は少なくすることが可能です。

では、ヒミエルストーブの特色って何よ?

答えは、煙の発生が少ない幅が広いと言う事でしょうか。

過去に作っていたクリーンバーン機は煙を出さない様に運用したいと思えば、結構神経質に薪の細さや樹種を選定してあげる必要が有りました。具体的には炉内の温度が高温状態を維持出来る様熾火状態を長く保持して、少し火が小さくなったら細割の焚き付けを追加するなど煙が発生しないゾーンが狭いように感じていました。

 

ですがヒミエルストーブを使い始めると、過去の様な気遣いは無用で(とはいえ完全に放置と言うわけでは無い)熾火になった頃を見計らい無造作に薪を投入しても無煙状態を維持して燃焼を継続します。

この無造作でも煙が少ないという機能が僕のお気に入りポイントとなります。

 

総括すれば、クリーンバーン機と比較して無煙の幅が広いから操作が簡単。しかし本体の性能より、使い方によって結果は大きく変わるから一番重要なのは使い方でしょうか。

 

焼却炉の代わりにはなりません

また生木や廃材、ごみなどを燃やす事は出来ません。

特に生木を燃やせば排気温度が低いので猛烈な速度で煙突に煤が溜まります。

ごみを燃やすのは焼却炉のお仕事で、薪ストーブは乾いた薪を準備して頂かねばなりません。

建築廃材を燃焼しても痛むことが無いように作っているし、そもそも燃焼温度が連続800度でも耐える事が出来る様設計していますが、ごみを燃やして無害化する事は不可能です。

 

私自身薪しか燃やさないのでビニールの燃焼は知りませんが、さぞかし臭い煙が発生するんじゃないでしょうか。

他のロケットストーブと何が違うのですか?

そもそも他のロケットストーブを全て知っている訳ではないので正確な回答は出来ませんが一番大きなポイントは製作者が何を目指しているかと言う事だと思います。

 

私は煙発生の項で記述した通り、簡単操作で、投入した薪に対する熱量がふんだんに有って、お料理など生活の道具として活躍する薪ストーブを目指しています。

その性能を出そうと設計した結果重量が280kgで材料も沢山使用しています。

 

もしかして私が安さを主眼に置くならばまた別の設計になっています。

 

まとめ

ご質問頂いたお客様へ僭越ながらアドバイスをお届けしたいと思います。

 

薪ストーブに詳しい工務店以外で住宅を建てる場合薪ストーブ業者へ直接注文する事をお勧めします。

システムキッチンの延長線上でハウスメーカーの営業マンを窓口に薪ストーブを導入すれば、運用するうえで一番大切なしっかりと性能を発揮するノウハウを教えてもらうえる機会を失います。

 

自分自身で製作し、お客様の元へ設置した経験上断言できるのは、本体の性能を発揮するにはお客様自身の操作がとても大切になります。

現代はボタン一つで全て快適な状態が生まれるように設定されている中、薪ストーブは驚くほどアナログです。

 

アナログとは、再現が難しい属人的な性質を指し示しマニュアルや映像を見ただけじゃすぐに理解する事が困難です。

 

だからしっかりと疑問点に答えてくれて、運用方法までアドバイスしてくれる業者を選びご自身で注文する事ができれば、後は流れに任せているだけで快適な運用ができると私は考えます。

 

 

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