今後の価格設定について
現在世界中で資源価格高騰、ウクライナ戦争、金融緩和の方針転換等でインフレが進んでいます。
ヒミエルストーブは国産なので為替の変動を受けにくいとはいえ全く無関係では無く、素材価格の高騰を実感してます。
特にステンレスが毎月の様に値上がりして肌感覚では去年の2倍近い価格まで高騰してます。
そして、昨年の途中からステンレスの使用量を増やし製品寿命の向上対策を行ったので素材費用の上昇分を製品価格へ転嫁しきれていません。
他にも溶接材料、ガス、電気などすべての資源が値上がりする中いつまで今の価格を維持できるのか分からない状況です。
もう7月に入って突然iphoneの値上げが発表されたように、今までデフレに慣れていた世界では無くなり、インフレが進んで製品価格が上昇して行くことを前提に商品購入戦略を組み立てる時期になったのでは無いかと考えております。
輸入製品だとドル円の為替が年初から30%近く円安に進んでいるので、為替だけで考えると去年まで40万円で売っていた製品が52万円まで上昇してもおかしくない計算になります。 そして、まだ在庫が有るだけ良い方で世界的な物流の混乱や送料の上昇により長期間欠品と言う事態も普通に起こりえるのでは無いでしょうか。
インフレ率が2%になってもそれに伴う賃金の上昇が無いわけで、結局スタグフレーションの入口に差し掛かっているのかも知れませんが、世の中の流れに逆らって生きて行くわけにも行かないから僕の考える戦略は「欲しい時にさっさと行動する」と言う事が個人で採用できる唯一の手段では無いかと考えています。
そういった訳で、ヒミエルストーブは材料の在庫が有る間は現在の価格を維持出来ますが、それ以降はどこかのタイミングで価格改定を行うと思います。
僕自身も欲しい物はさっさと決断して、値上がり前に入手しよっと。