外気導入口を試作する
ヒミエルストーブのKD01は外気導入の設定が可能になっています。
そして今回は床下からの吸気をご希望になられたので、吸気口を作って見ました。
単に床下からの吸気だとダクトを床下へ接続するだけでOKなのですが、今回は虫やトカゲが入ってこない様に網を付ける事をご希望になられたので少しばかり頭をひねりなるべく安価に要求を叶える方法を考えて見ました。
コストカットの要諦は市販品、それも一般的な量産品を組み合わせて欲しい機能を具象化する事なので先ずは外気導入の部材をグーグルで検索します。
そしておおよそのプランが固まった所で部品を注文し、後は実際に作りながら考えるのが一番確実。
先ずは一般的な網付き外気導入を一番底に設置します。
市販品のままでは炉台より金具が高くて飛び出してしまうからハイトゲージでケガいてカットします。
そしてエンドキャップを外気導入に被せればそれらしい形状の完成になります。
現場への設置はドーナツ状にカットしたフランジを炉台の上に置き、吸気口の網は炉台上面からぶら下ります。
そしてフランジとアルミ蛇腹を繋ぐことで確実な外気導入が可能となるでしょう。
メンテナンスも、床面に置いているだけなのでワンタッチで持ち上げゴミの目視も可能だから運用も楽では無いかと思っています。
形になってしまえば当たり前で簡単なのだけど、実物が目の前に現れる前はどのようにすれば良いのか本当に悩みます。なぜなら、参考となる経験や物がないからポイントを絞って考えをまとめる事が出来ません。
そういった時はとりあえず思いつくままに部材を注文し、欲しい機能に少しでも近づく様に試作をして、試作で得た知見を元に部品をブラッシュアップして行きます。
ひょっとして世間にはもっと良いものが有り僕だけが知らないだけかも知れません。
しかし、何もせずに放置すれば時間だけが経過して行くので、なんとかしなきゃと思ってモヤモヤ感を感じている時にエイやっと行動する事が何よりも大切な事じゃ無いかと思ってます。
とりあえず一応の形は出来上がったので本番用にドーナツ形状の部品を注文したから後はフィッティングと塗装をして次の課題に取り組みます。