秋野菜の準備
今年は猛暑が衰えることなくもはや9月中旬。10年くらい前だとお盆が過ぎたころには朝晩が涼しくなり9月の中ころには1年で一番の心地よさを感じる事もあったように記憶しているんだけど、今年は7月から変わることなく工場内の室温37度を維持してます。
畑の夏野菜は1ヶ月以上前に収穫を終え、オクラと秋ナスが実を付けている以外は猛暑の中畑仕事をする気分になれず放置。
9月に入ったころから頭の中では、雑草を刈り取って耕運機を掛けて秋野菜の準備をしなきゃダメなのは分かっているんだけど炎天下の中で作業する事だけは何とか避けたかったので曇りの日を狙っていたのだけど台風で雨が降った以外は快晴の日々。
グズグスしている間にも雑草たちは元気に成長するので、お隣の水田に迷惑を掛けぬよう草刈りを念入りに行う事にも疲れたので半日時間を都合して逃げていた炎天下での畑作業を開始。
実際に体を動かして作業を始めると面白いので、喉の渇きも忘れるくらい没頭するのだけど強い直射日光の威力は想像以上に強力で、顔面と首の後ろが集中的に日焼けするので入浴時にヒリヒリ。
夏野菜のマルチを外して、耕運機で雑草が生い茂るカチンコチンの畑を満遍なく何度も往復していると予定していた3時間なんてあっという間に過ぎ去ってしまいました。
写真じゃ緑が少ない様に見えるけど、実際は長短の混ざった雑草が生い茂り畝の間を耕すとローターへ雑草が絡みついて地面へ食い込まないから、おかしいと感じる都度手を止めて絡みついた雑草を取り外す作業に最も時間を費やしました。
それも長期間放置していた自分の責任なのでまったく文句はないし、来年はこのような状況になる前に手入れして行こうと思う。
予定していたゴール付近に到達した頃、心の中で終了のゴングが鳴り響き全くやる気がなくなったので速やかに道具を撤収し本日の作業は終了です。
畑をやり始めると、人間ではコントロール出来ない自然のサイクルというものが存在しており、植え付けの時期を逃すと取り戻す事が出来ないので自然の法則に従う大切さを覚えました。
家庭菜園といえども土作りや維持管理に時間や費用が必要だし、一般的に言われるように買った方が安いのは大いに同意。しかし、失敗の経験を活かして上手に作ることができると凄く嬉しいし何より家族で作った食材を食べるのはなんとも言えない贅沢。
単に食材を入手するだけと考えるなら割高な作業と感じるが、体を動かす事により知恵が増えるエクササイズだと思えるなら実益が伴った遊びと思う。