もう年末まで予定が埋まり、9月に植えた秋じゃがを収穫できるタイミングが今日しか無かったので、午後から一人畑へ出動。
ジャガイモは基本的に気温が30度だったか25度くらいだったか、とにかく猛暑では芽がでないので涼しくなってから植え付けするのがセオリーなんだけど今年は残暑が厳しくて通常より1カ月くらい植え付けが遅れました。植え付けてから寒さが厳しくなるまでの時間が短いのでイモの成長を心配していたけれど、全くの杞憂。
微生物の多様性を作る
趣味で作っているので私の家庭菜園は有機栽培一択。
今は植え付けの3か月以上前に完熟させた自家製ぼかしたい肥を畑にすき込み、畝立てを行いひとまず土作りのベースを作ります。 初心者の頃はこのまま作物を植えてました。
すると、元々田んぼだった畑は雨が降る度に土がコンクリートの様に硬くなってゆくので大根やニンジン、お芋さんはスジが沢山発生するし、ストレスが大きいのか葉っぱにトゲが生まれたりしたのです。
もちろん自分で作った野菜だからおいしく頂くのだけど、もっと土を柔らかく出来ない物かと探すうちに知り合ったのがBLOF理論。 詳細は本を買ったりググって調べて貰えばよいのですが、とにかく土壌に200倍程度に薄めた多様な菌を散布して土壌を豊かにしましょうと言う手法。
菌なんて目に見えないし、効果を実感できるまでになるのか懐疑的だったのですがとにかく今年の7月から試してみる事に。
本に書かれている手法をまじめに実践すると非常に労力を使うので、4畝準備するうち半分を教科書通りの手法、残り半分は簡易版で実験してみました。
作業の内容は、まず土に有機物をすき込み、畝立てを行うのは先ほど述べた作業でして、その後酵母菌、乳酸菌、納豆菌、GS菌を200倍に薄めて雨が降った後の濡れた土壌へ散布。
すると菌が土壌で繁殖して有機物を分解して土が柔らかく、豊かになるそうです。
そして、実際に試してみた結果は

過去一番の収穫量でした。
通常このサイズのジャガイモは数個しか収穫できないのに数えきれない数を収穫できた事にびっくり。
植え付け時期が遅く、収穫までの期間が短いのにこの収穫量には感動。
そして、なぜか土がとても柔らかいのでスコップで軽くほると簡単に収穫できるのが非常に楽だった。

たまたまのラッキーパンチかと思うじゃないですか?
なので、BLOFをしていない、いつも通りの手法で植えたジャガイモはお芋が全く育たずに根っこだけ張っていた。
違いと言えば植え付けが10日程度遅かったのと、土壌の準備だけ。
土壌環境の育成だけでこれほど野菜の生育に差が出来る事に驚くと伴に、私なりの目指すべき有機栽培方向性が見えてきた。

僅か2時間弱で今日はこれだけを収穫しました。
ニンジンも大根もスジが殆どなくて、葉っぱが肉厚だし、土が柔らかいので引っ張ると簡単に抜けるので収穫が簡単。
毎週何かしらの野菜を収穫し、根菜類は春まで保存しながら少しづつ消費してゆくので家庭菜園は我が家の必須作業。
惜しむべきは、子供たちが成長して私の畑作業のお手伝いより友人との約束を優先するようになって来たのだがそれも大切なので一人農業を今後も楽しんで行きたい。

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