クリーンバーン薪ストーブの燃焼温度

 

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今までロケットストーブの温度変化を測定して改良に活かしてきたけれど、今まで作ったクリーンバーン燃焼ストーブは一体どのような感じで燃焼温度が変化しているのかと疑問に思ったのが行動の始まりです。

予想では目で見たままの山形の温度変化が連続して続くと思っていたし、その様に発言していました。

しかし、ちょっと待てよ・・・予想で話せても実データの裏付けが無いのは発言があやふやだと感じたので、思ったら即行動! 商品に穴を開けて温度測定に着手しました。

温度測定に着手

穴を開けたストーブは販売予定でしたが、測定用に卸しちゃったので新品の在庫が無くなってしまいました。注文を頂いても納期が掛かるので、販売ページからも削除しなきゃ行けませんね。

最初に結論から言うと、燃焼温度の変化は予想とおりでした。 予想を裏付けるデータを得る事が出来たので発言にも重みが出るって物です。

シングル煙突なのでダンパーはちょっとしか絞れませんでしたが、よく見る感じで勢いよくグオーッと燃えて行きます。 オーブンの下辺りで2次燃焼するから、ステンレス被覆管の温度計を突っ込んでデータ収集ON。

X軸は20分間隔Y軸は100°刻みです。

ユーザーには関係無いかも知れませんが、よく見る薪ストーブの温度変化はこのようになっているのです。  

薪が燃え尽きて温度が下がり始めるとぱっと見おき火が見えるので、暖かな様に見えますが薪ストーブ内部は冷めて行くので追加の薪を投入しても煙の発生や吸気力が弱まっています。

重要な事は、山の幅が狭く、薪の継ぎ足が忙しいと言う事です。 要は、燃費が今ひとつと言う事でしょうか。

対策として、2重煙突を導入しダンパーを絞った状態で吸気を制限する事が王道なのですが、それとて燃焼ピークを過ぎると温度低下のサイクルから逃れる事が出来ないので抜本的な解決にはなりません。

測定準備

 

手元に在庫していたクリーンバーン機は販売ページに掲載していたシェーカーストーブONLY.比較測定の為とは言え、商品のど真ん中に穴を開けてしまうのは本当に悩みました。 

けれど、事実を測定したいという要求の方が強かったのであっという間に穴あけ完了です。 あーあ、こんな姿にしてしまいごめんねー。

Φ120シングル煙突用の排気ダンパーの持ち合わせが無かったので、鉄板を丸く切り抜き、丸棒を曲げて自作ダンパーを作りました。

そして、穴に温度計の受けを溶接し、温度計を挿入。 ここまで来ると引き返せません。

このような感じで、実際の使用状況のデータを記録して行きます。 測定用の特別運転をする訳では無く普段使いの操作を行い測定したデータから結論を考察します。

最初は勢いよく燃焼する炎も、20~40分でおき火になります。

まとめ

このように、推測だけでなく実際の測定を通して製品の性能向上を目指しています。

現在まで数パターン温度測定して得た知見は、見た目じゃ何も判断出来ないと言う当たり前の事です。 耐久試験とは異なり、性能の因果関係を研究するならば多少の投資をいとわずデータを記録して行く事が結果的に近道だと思っています。

また、本業のエンジニアリング的アプローチがここで活かされています。 今回の測定結果もデータの一つで有り、統計検定を行っていないので予想の断定は出来ません。

 

 

 

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