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ステンレスの値上がりが非常に大きい問題

 
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熱に対する耐性を持たせるために高温部分にはステンレスを多用しております。2年くらいまではコスト的に違和感を感じる事も無くベストな素材選択だと思っていたのですが、昨今の資材高騰は私の企業努力なぞ灰塵に帰る程にインパクトの強い物になっております。

1年半までまで1㎏あたりの単価が400円台だったのが今じゃ2倍を超える物が出てきており、パイプ類など来月値上げの通知を受信しました。

ちなみに、サイクロンチューブの交換部品も1年半まで1万円台での提供が可能でしたが、パイプを僅か50㎝購入するだけで1万円を超えてしまうので今では2万円でのご提供になってしまいました。

初期の頃は摩耗したお客様へ気軽に交換部品を使って下さいと言いながら無償配布していたのも良い思い出です。今では絶対無理なアフターサービスは素材価格が今の半分だからこそ実行可能だったのですね。

 

ステンレスの価格が暴騰するのであれば鉄で作ればよいのでは無いかと思うのは自然な流れでして、サイクロンチューブを鉄で作りテスト運用を行ってみると同時に懇意にしているお客様へサンプルとして配布をおこないモニターテストを行ったのですが煙が逆流してしまうと言うエラーが起こったので目下理由を検証している最中です。

 

ステンレスを使用して耐摩耗性を高めているのですが、これ以上価格の高騰が継続するのであればいっそのこと耐火レンガ等を部分的に使用して熱摩耗に対するアプローチを根本的に変えるなどの対策を試してみる価値があるかも知れません。何か課題に直面した時こそ対策を考える良い機会なので思いつくアイデアを検証してみようと思います。

 

とは言え、ヒートライザー付近の改造は失敗すと取り返しがつかないので非常にナーバスになるのも事実。製品開発を行っていた時に経験したヒートライザー素材選択ミスによる不完全燃焼が治らない問題をいまでも鮮明に覚えているので、これからの課題と言う事にしておきます。

4月も残すところあと2週間。

これからは毎週客先へ下見に伺いプランニングの提出と見学の対応、そして展示用のKD01を作っているとあっという間に5月連休に突入となります。

今の所秋以降の納品スケジュールは余裕が有るけど、これからの動きが読めないので粛々とタスクを処理して行こうと思ってます。

 

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