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ヴィパッサナー瞑想10日コースへ再び奉仕に行く

 
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今年1月に初めて参加したヴィパッサナー瞑想は私の気質に合っている様で、4月に奉仕へ初参加に続き7月20日から2回目の奉仕に参加しました。

与えらえた役割はキッチンマネージャー

コースは先生も含め全てボランティアで運営されているのですが、総勢60人もの人が共同生活を送るためにある程度秩序と指揮系統の準備が必要で、通常であれば施設管理人の雄一郎さんを筆頭に生徒さんのお世話をするコースマネージャー、キッチンを取りまとめるキッチンマネジャーが連絡を取り合って運営を支援します。

そして僕は奉仕参加がまだ2回目なので頑張って奉仕の1作業員として野菜をカットしようと意気込んでいると、キッチンマネージャーを打診されました。

基本的に頼まれた事は断らないので快く了解しましたが、今回は通常と異なり深刻な問題が瞑想ホールとキッチンで噴出する異例のコースとなってしまい、対応に精一杯対応していたらあっという間に終了してしまった感じです。

しかし、未来のアクシデントをあらかじめ予見していたかのような見事な人員配置は本当に不思議でなりません。

お仕事内容

皆様の大切な糧食を準備するのがキッチンの役割であり、男女合わせて6人の奉仕者が力を合わせてタスクを進めなければ制限時間内にご飯の提供が完了しないという制約の中で上手い事人員を配置するのがメインのお仕事となります。

ちなみに男性は60歳のケンさんと日本語が全く話せないメキシコ人のトニーさん、そして私。いつもだと施設管理人の雄一郎さんがヘルプしてくれるのだけど今回はコースに参加しているので奉仕者だけで乗り切らなくてはなりませんでした。

人員の配置に不安を抱えていたので正直に気持ちを話すと、千葉の施設管理人を経験していた方を奉仕に参加してくれる様手配してくださり、不安が消え去ったと安堵していると初日から助太刀人員がぎっくり腰で動けなくなってお部屋で寝込んでいたので6日目までは6人でなんとか乗り切りました。

国籍も性別も考え方も全く異なる人々と一緒に仕事をする機会なんて今までなかったので刺激的な経験でした。

英会話

メキシコ人の方は通称トニーさんと呼ばれて目茶真面目に仕事してくださいました。お仕事はアメリカのボストンに住んでいて医学部の学生で日本を3ヶ月ほど旅行しているそうです。

本当にギリギリの人数で調理を行う状況だったのでトニーさんにもしっかりと作業に参加してもらわないと駄目だったから頑張って英語で話しかけようとするんだけど口から出る言葉は簡単なSV,SVC,SVOだけで全く上手に話す事が出来ませんでした。

しかし、伝えたい事はしっかり伝わってみたいで伝達ミスも無くスムーズに作業を進める事が出来ました。彼と過ごす事で私の英会話能力向上を阻む一番大きな障害は「間違った事を言ってはいけない」と勝手に考える自分自身だと気づけたことが一番の収穫かも知れません。

少し込み入ったスケジュールの変更などはホワイトボードに図示すれば良いし、読み書きは得意なので何とかなりました。 試験対策に難しい構文を覚える事も大切だけどとっさの一言が出ない状況を克服するには中学レベルの構文を理解するだけじゃ無くて使えるレベルまでひたすら練習する事が必要だと痛感です。

 

奉仕で得る物

得る物は本当に経験する事全てと言えるくらい日常生活に帰ってからあらゆる場面で活きて来ます。今回は特殊事情でのキッチンマネージャーと言う事も有り通常では見る事の出来ない世界を見たと思います。

瞑想者には2種類あってひたすら生徒として座り続けるのと、奉仕を挟んで瞑想を継続するスタイルが有ります。

そして奉仕に参加すると自分では気づけない事柄を他の人の話を聞いて学べる事が多いです。 夜の講和でも解説を聞く事は可能なのですが、他の奉仕メンバーが先生に質問する話を横で聞く事がとても深い学びに繋がります。

また同じ奉仕者同士仲良くなって次のムーブメントに繋がって行くので、人間関係の構築を楽しみながら瞑想を継続したいのであれば奉仕への参加は絶対お勧めです。

勿論、多くの方が共同生活を送るのでセンターのルールに従う事も大切だしその事を窮屈と感じる方がいるのも事実。その辺りの距離感を上手に取ることも大切なスキルでしょうか。

まとめ

今回はセンターでトラブルが発生しD9の午前中でコースが終了し私も朝食を取った後すぐに帰宅しました。前回の奉仕見たいな粛々と作業が終了すると言う事は1日たりとも無くて、毎日ストレスと我慢に耐える日々で帰宅して体重計に乗ると4㎏も痩せていました。

 

それでも日常では出会う事の出来ない素敵な仲間と同じ時間を過ごせたことはとても大切だし、何より自分の利益を全く考えず他人の為だけにスキルと時間の全てをささげる感覚はここ以外経験したことが有りません。

この感想も私の切り口で書いているので、顔が異なる様に参加者全員感じる事が異なります。ですので、少しでも興味を持たれた方は参加申し込みする事をお勧めします。

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