ヒミエルストーブ

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初めての火焚き

 
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工事2日目は初日に手が回らなかった小さな調整を2時間ほど行い、工事3日目に煙突が最寄りのクロネコヤマト営業所へ配達されるまで待機。

今月2度目の活用となるクロネコヤマトの翌日配達サービスは本当に神。

工事2日目にメーカーより発送され3日目の朝には現場近くにある営業所へ到着するし、スマホから配達を確認できるのが非常に有難い。

なので3日目は煙突を接続するだけで作業が終了するように、事前処理できる作業はすべて片付けました。

こんな感じで煙突の心出しは完璧だし、有効長も560㎜なので断熱材をカットする必要も無し。

あとははめ込んでロッキングバンドを固定するのみ。

そして施主様と設計士さん私の3者が集まりテスト開始時間を相談すると、大工工事が遅延している現実を鑑みて3日目の4時からスタートが決定。 朝8時に営業所へ荷受けに行く準備をしていたんだけど、時間に余裕が生まれたのが幸運です。

そして3日目のスタートはヤマト運輸園部営業所からスタート。

スマホに届いたメールと身分証を見せると、営業所の奥から煙突様が運ばれて来るではありませぬか。

本当にお恥ずかしい間違いですし、今後同じ過ちは2度を起こしません。

そして、ストーブの仕事は自分一人だけの力ではなく「持ちつ持たれつ」横のつながりを大切にすることが大切だと改めて感じる経験です。

テスト開始2時間前に現場へ入って煙突をパチンと接続すれば長かったプロジェクトも私のパートは終了。 あとは燃焼テストを行い確認でOKを貰えれば帰宅。

本当ならお酒や米など準備して火焚き式をすればいいんだけど、何も無かったから現場に転がっている雑材に火を付けて燃焼をスタート。

今回は空気の流れをどのようにデザインするかがポイントだったので設計士さんへ私の考える方式をアドバイスしたんだけど彼は考えを変えたくないとの事だったので見守る事に。

いろいろ詰めるべきポイントはありますが、基本的な燃焼は良い感じで燃えたので大成功。

一旦温まるとドラフトが強力なので開閉式の天板を開けても煙が室内へ流れ込んで来ません。

また、バッフルが効率よく働き燃焼室を駆け上がった可燃性ガスがバッフルを通過するとキレイに燃焼して炎が途切れ熱い高温のガスが本体内部を通過します。

要は効率が良くて煙の少ない窯の形状をしてるって事。

本場のメイスンリヒーターの様に煙の流れを180度変えて一旦地面に落とし、さらに蓄熱させる構造は採用せずシンプルに煙突へ排出しているから掃除も簡単だしメンテも楽。

こだわりを持って複雑な構造を採用するのも素晴らしいし、私もそういった造作が大好きだけどシンプルな構造も素敵だと燃焼する実機をみて感じました。

火入開始から3時間が経過し、本体が温まった所で私のパートは検収を頂き現場を後に家路につきました。

プロジェクトを取りまとめる設計士さんとはかれこれ1年以上会議や設計、工法、デザインなど数えきれない時間を費やして今回の仕事に取り組みました。

いつもは施主様側での工事で、今回は初めて設計側での参加を経験したんだけどいつもとは勝手の異なる作業フローが新鮮。

あとは建物を含めて敷地全体が仕上がり多くの人に愛される施設になってほしいです。

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