ヒミエル改善の効果
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ヒミエルストーブの出力特性を変更する手順を公開してから、早速耐火レンガをヒートライザー内部へ追加したお客様より効果のご連絡を頂きました。
以前の記事ではKD01のお客様でしたが、今回はSD01の改造を行なわれた結果です。
小割の焚き付けを準備して点火してあげれば10分もしない間に煙が消えてしまいます。
今までの半分の時間で巡行運転に入る事が出来ました。
点火が素早いのは朝とてもありがたいと思います。
との事です。
僕だけの勘違いで無くて良かったです。
設置場所の耐火レンガ温度を実測していませんが、燃焼室に設置したレンガの温度が700度以上まで昇温している事を考えると一旦暖まれば木から発生する可燃性ガスを強力に燃焼するだけでは無く、安定したドラフトの発生をアシストする事が性能を変化させる要因だと推測しています。
今まで多種多様な実験を行い性能向上の方策を探していたけど、今回ほど明らかに結果が変わる改造を発見したことは有りません。
自分が発見したサイクロンチューブに執着していたら、今でも変更する事無く以前の状態を最高だと思い込んでいたので新機構を探索する最大の障害は自分自身だと実感します。
ヒミエルストーブをお使いのユーザー様に於かれましては、使用環境により求められる出力特性が異なると前置きしたうえで、立ち上がりが早くなり、放熱のパターンがマイルドな環境が良いとお考えでしたら部品の入れ替えを推奨致します。