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KD01の取っ手改造テスト

 
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9月に納品したSD01のスプリング取っ手バーションをKD01にもインストールできますか?もし可能なら希望しますとお客様からご相談頂いたので自社に保管するサンプル機を利用して試作してみました。

以前作った取っ手はこの形状になります。

ガラス面からの輻射熱で取っ手が熱くなりますのでハンドルを木からステンレスのスプリングに変更しております。

素手で触れない事は無いけど、熱いと思って触らないとびっくりすると思うのでその辺りをご了承の上納品してます。

試作その1

いきなり納品する製品で実験は出来ないから、自社に保管している初号機をドナーに利用します。

もう少しで改造が完了するのに、今のペースだと今シーズンは置物状態で放置かな?

これが改造前の写真になります。

ドアを固定するフックを取り付け本体との隙間を確認します。

ドアからの飛び出しを無くしてフラットにしたい所なんですが、そうなると本体が2重構造が理由によるコストアップが予想されるのでとりあえずこの形状で改造を進めます。

このままだと、ハンドルの重みで取っ手が下に垂れ下がりドアとの隙間が狭いので危険です。

こんな感じで200度くらいに昇温したドアに手が接触しちゃうので何かしらの対策を考えます。

手元にある鋼材をあちらこちらに当てがいながらベストの位置を探ります。

 

そして見つけたのがこちら。

レバーの先端にストッパーを取り付けてこれ以上ハンドルが下へ下がらないよう細工をしました。

これでしっかりとロック出来るしドアの開閉で手を火傷する事も無いでしょう。

 

ハンドル一つで印象が随分変わりました。

お客様へ納品する場合この後ハンドルに、ステンレスのカラーとスプリングを取り付けて仕上げるのですが今回は自社の実験なのでこの状態で作業を終了します。

 

まとめ

ハンドル形状の変更は9月に納品したお客様からのご要望がきっかけでした。

最初は最適な形状が分からずに、部品を何個も手で作りながら見栄えとフィッティングを確認したのも良い経験です。

 

このように、ぱっと見外観が変わっていない様に見えても微妙にバージョンアップを継続して製品の魅力向上を続けてます。

お買い上げ頂いたお客様からは、自分では気づく事の出来ない要望や課題をご相談いただけるので本当に感謝です。

 

この様に自社で製造販売している強みで、小回りの利いた改良が僕の持ち味です。

過去に経験のないことばかり相談されるので初期の頃は結果が見えずにビビっていました。

今でも最初から結果が見えていないのは同じだけど、手を動かして作業を進めて行くうちに最適な解が見えてくることが多いと学んだので装置の改造にとどまらず設置工事も恐れずに作業できるようになりました。

 

今後は今回実験した取っ手形状も標準プランに追加するので、お客様の好みで選んでいただけたらと思います。

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