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薪ストーブ試運転

 
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オーブン付きシェーカーズデザインストーブ

オーブン付きシェーカーズデザインストーブ

年始からシェーカーズデザインのオーブン付きストーブを作ってきました。

元旦返上で設計して、仕事始め1発目に加工屋に駆け込み、仕事をこなしながらやっとテストにたどり着いたので嬉しいです。

今まで幾度となく薪ストーブを作って、心躍らせながらテストをしましたが、1度のテストで成功したことは無く、ガラスが真っ黒になったり、炉内の空気が足らなかったり、オーブンの温度が低かったりと改善すべき問題が多発して、テストの喜びよりも不具合原因の追及と改善策の考案に悩む事が多かったです。

なので今回もドキドキしながらテストを行いました。

そして結果は・・・ 拍子抜けする位とてもキレイに燃焼しました。

[フロントガラス]

以前はテストで窓ガラスが真っ黒に曇って途方に暮れたり、燃焼空気が少なくてフロントドアを開けないと燃えなかったりで結果は散々でしたが、ロケットストーブで火を付け、移動中に煙りが沢山発生した薪を投入しても、エアカーテンが強力に働きフロントガラスのくもりが少ないです。

燃焼実験中はずっとガラスが曇ること無く炎を眺める事が出来ました。

[炎の流れ]

ドアを開けても、まるで市販されている輸入品のストーブみたいにバッフルに沿って勢いよく炎がオーブンスペースへ流れて行きます。

なので、追加の薪を投入する時に煙が室内へ吹き出す量がとても少ないです。(2重煙突4M接続)

1次空気と2次空気を調節して燃焼を調整します。

[オーブンの温度]

テスト中放射温度計で計測することを忘れていました。

しかし、本体の表面が青→黒に近い色に変色したので十分に昇温したと推測しています。

 

今後の予定

燃焼テストの後、つや消しの耐熱塗装を施し取手の部品を取り付けます。

今回はストーブ以外に遮熱板、炉台も製作するので塗装部品点数が多いので気合いが入ります。

 

燃焼テストの動画です。

絞りを調節して燃焼状態を記録しました。

ガラスが曇ること無く炎が観察出来ることを確認出来るかと思います。

 

まとめ

今まで初回から成功することが無く、びびりながらのテストでした。

しかし、今までの失敗の経験が有ってこその今回の1発成功だと思います。

数年前、薪ストーブを製造販売されている方のブログで「同業者からの技術的な質問は受け付けません、失敗も含めて挑戦して下さい」的な記事を読んだことを今でも記憶しています。

誰かに教わるでも無く、ひたすら失敗と仮説の検証を繰り返し、やっとここまで来たかと思うと感慨深いです。

そして、このような挑戦の機会を与えて下さったお客様に感謝しかありません。

お客様に喜んで頂ける様、手を抜くこと無く最後まで頑張ります。

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