なぜロケットストーブは薪が長持ちするのでしょうか?

 

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気が向いた時に、一般的な薪ストーブで暖房を取ると薪の消費量がロケットストーブと比較して凄く早いように感じる。

製材された材料で比較する訳じゃ無いので、感覚的な物になるけれど例え広葉樹でもあっという間に燃え尽きてしまうと感じます。

じゃ、なんで通常型薪ストーブはあっという間に薪が燃え尽きてしまうのでしょうか?

確定事項じゃ無いけど僕の意見を書いてみたいと思います。

炎の向きと燃料の位置

まず結論。 

炎の進む方向は上向きなので、炎の進む方向に薪があればスグに燃え尽きてしまいます。

例えば、おき火が沢山溜まっている薪ストーブに薪を追加すれば、大量の可燃性ガスが発生して綺麗なオーロラ燃焼を見る事が出来ます。

しかし、木の芯まで一気に加熱するからあっという間に炭になっちゃいます。だって、炎は上に向かって進むし、進行方向に可燃物があるので自明の理ですよね。

 

そんな中、通常型の薪ストーブでも効率の良い燃焼方法を選択するので有れば、それは上から着火です。

太い薪から組んで行って、上へ行くに従い細い薪を置く方法ですが、薪の燃焼スピードが全然違うと聞きます。

なぜかと言うと、上から点火方式だと炎は上に進むけど、燃料は下に有るから薪が一気に燃えることが無く、薪の端っこから徐々に燃えて行きます。しかし弱点が有って、焚き付けの燃焼スピードは遅く出来るけどおき火が溜まった状態での薪追加は燃焼スピードを遅くする事が出来ません。

 

大切なポイントは、炎の進む方向に燃料が有ればあっという間に燃え尽きてしまうけれど、炎の進む方向に燃料が無ければゆっくり端から燃えて行くと言う事です。

 

じゃ、僕の作るロケットストーブはどうなのかと言うと、薪が燃える燃焼室からヒートライザーと呼ばれる高温部分へ炎が横走りする事により薪の端っこから燃えて行くので薪の燃焼速度が通常型薪ストーブと比較して遅いです。

薪を燃焼室に置いても、炎が薪を包み込むのでは無くヒートライザーへ吸い込まれるので、薪の端から燃えます。薪を長持ちさせたければ炎の進む方向に可燃物が無いのが一番簡単だと考えます。

 

じゃ、ロケットストーブ全てが高効率なのかと言うと一概に答えは出なくて、僕の場合本体内部に700度以上の蓄熱機構体を作りダンパーを絞り空気の流れを遅くしても綺麗な連続燃焼を可能にしています。

 

薪を燃やして発生した熱はなるべく煙突から屋外へ排出すること無くお部屋の暖房に使いたいと考えますが、通常型の薪ストーブだと発生した熱の4割は屋外へ排出してしまうと言われています。

ロケットストーブも薪の端から燃えるので燃焼時間が長いかも知れませんが、吸気を絞って燃焼スピードをコントロールすると本体が暖かければ熱いほど勢いよく煙突から廃熱するので、もっと効率を上げる余地があると考えます。

 

長々と文章を書きましたが、言いたい事は僕の作る薪ストーブは気の遠くなるような失敗を重ねてノウハウを積み重ねたので、市販品と比較して薪の減りが遅く、薪を追加しても煙が出ず、そして暖かいと思っています。

特に、不具合や改善点を見つけるとスグに対策を考えて改良して行くので、事象の因果関係に関する経験のストックは数年前の自分と比較しても全く別人の様に成長しました。

サイクロンストーブを使い始めてから薪の消費量が2年前と比較して激減したので、玉切り、薪割、乾燥、薪の移動など薪ストーブに関する全ての作業が低減出来ました。

薪の消費量が少ないと言う事は、薪が増えるのと同じ効果があるので使い続ける限りユーザーへのメリットが大きいと考えます。

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