キャリーのアイドリング停止問題
仕事に使っている車は13万キロ走行した平成18年式のスズキキャリーです。
今まで全く故障も無く、油脂類とゴム類を交換するだけで全くノントラブルだったのですが経年変化による不具合のサイクルに突入したのか、どうしても使わなきゃいけない時に限って故障しちゃいます。
アイドリングが無くなってエンストしちゃう
初めてこの症状が出たのは忘れもしない、翌日薪ストーブを納品する為に荷台を満載にして家路についた高速道路のインターチェンジです。
いつもの通り高速の下り口で減速の為ブレーキを踏むと、アイドリングが全く無くエンスト。 最初は何が起こっているのか全く分からずとにかくエンジンをかけ直して焦りながらも何とか高速の出口を切り抜けました。
翌日は遠方まで納品なのに、アイドリングが無い状態でドライブするなんて参ったなと思いましたが、荷台には部品が満載で修理する事も出来ないのでその夜はプラグをアマゾンで注文して、webでエンストを検索するとスズキのエンジン不調に関する記事が沢山ヒットしたので納品が終わったらwebの記事を参考に修理しようと思いながらその夜は就寝しました。
翌朝納品の往路は奇跡的にエンストの症状が無く、普通に納品出来たのに復路の途中からエンストが頻発するようになったので帰り道は凄く疲れました。
信号待ちや、バックの時にエンジンの回転が下がってくエンストしちゃうと、ブレーキの効きが悪くなってハンドルが重たくなるから非常にハラハラするんです。
そうならない為に、右足はブレーキをつま先で踏みながらかかとでアクセルをふかして、左足はクラッチを切ります。 車の流れが順調ならさほど苦にならないけど、ひとたび渋滞にはまるとエンストをしないように微妙なアクセルワークが必要になるので疲労感が半端ありません。
結局、納品を終えて工場に帰り道工具類を全て下ろした夜の9時から荷台のカバーを開けてスロットルボディーの中に有るセンサーの清掃に取りかかりました。
身体は納品作業で疲れ果てていますが、エンストが凄く怖かったのでしんどいなんて言ってられません。
エンジンの右側に付いているセンサを取り外して徹底的に洗浄し、祈るような気持ちで組み付けてテストした所・・・・効果無し。極寒の中、修理作業に1時間以上費やした労力は全て徒労に終わりました。
翌朝自分で修理する方針を転換し、ディーラーに電話して修理の予約を聞いて見ると、代車が1週間後しか用意出来ないとの事だったのと、アイドリング不調の場合まず最初にプラグの交換で様子を見て下さいとアドバイスを貰ったので、アマゾンで注文したプラグの到着を待ち自分で交換して見ました。
プラグを交換して祈るような気持ちでテストしてみると
エンストしない!!
やったー治った。そして、頭の中は群馬県へKD01を納品する段取りに切り替えスケジュールを組みました。
エンスト再発
群馬県の北軽井沢へ納品の為ストーブをラッピングして、準備も完了したかと思っていた金曜日の夕方。
いつもの様に高速を下りて家路につく途中に信号待ちしていると、エアコンのリレーが入った途端車がブルブルと震えてまたもやエンスト。
うーむ、プラグで完治していないとは残念。
翌週の水曜日には納品の荷造りするので、4日間で修理を終える予定を立てました。
先ずはディーラーの整備担当者に電話して、イグニッションコイルとエアフィルターを注文。
そして一番怪しいスロットルボディーの値段を聞くと新品で6.5万円。 ちょっと予算的に厳しいから、楽天でリビルト品を検索して注文しました。
翌日にディーラーに部品が入って来たので、部品を取りに行き交換します。
楽天なんかで、社外品の激安部品が売っていますが今ひとつ信頼性に疑問を抱いているから僕は純正品をチョイスします。
イグニッションコイルはヘッドカバーを開けるとネジ1本で止まっているから交換の作業自体簡単な物です。
13万キロも走っているのでコイル自体が焼けたような色になっていました。右が新品で左が古い部品です。
そして、1度も変えたことの無いエアフィルターと新品の比較ががこちらです。もはや説明の必要なんて無いですよね。
まとめ
約30分で部品の交換を終了し、テスト走行に出てみると不具合が治っていたので一安心しました。
テストのついでにディーラーの整備担当者へスロットルボディーの交換について相談しに行くと、予防的に交換するのも良いけど症状が出てからでも遅くないのでは無いでしょうか?とアドバイスを貰ったので楽天で注文したリビルト品をキャンセルし、とりあえず様子を見ることにしました。
今日も仕事で軽トラを乗りましたが、以前よりもアイドリングの状態に過敏反応しちゃいます。減速して、停車する時にアイドリングの雰囲気がおかしくならないか常に観察しちゃいます。
今週は出張に出るので修理するヒマは無いですが、近いうちに予定を組んでスロットルボディーを交換して不安感をスッキリと解消したいと思います。
こんな感じで修理が続くと、気持ちが冷めて別の車に乗り換えたくなるのがよく分かる。