ヒミエルストーブ

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今日は正月休み以来の連休を取ってのんびり普段出来ない雑用を片付けました。

毎日のおおよその流れは決まっており、早朝は英語の勉強、デイタイムは仕事、夜はデスクワークと趣味の時間なので1日を3分割して時間割を組んでいます。

 

今回は僕自身が気づかなかった改善点をお客様からお伝え頂き即対応したお話です。

オーブンの鉄板が超熱い

お客様からのご相談はズバリ「オーブンの鉄板が激熱なので何とかなりませんか?」的なご相談でした。

初期の頃は取っ手を作っていたのだけど、何度も鉄板を出し入れする時に面倒だから革手袋で直接つかんだ方が速いし確実かと思って取っ手を標準装備から外していました。

 

しかし、実際に使っているお客様が火傷しそうだと聞いたら放置しておくことは出来ません。

工場に到着後早速試作品の実験に着手しました。

 

オーブン仕切り板の現物は手元に無いし、鉄板に取り付けている金具は微妙に大きさが異なるのでなるべく簡素な形でしっかり保持できなければなりません。

 

ポイントは鉄板に溶接した丸棒の活用だと考え、平板を曲げたり切ったりしながら使い勝手を探って行きます。

そして最終的に行き着いた形がこちらになります。

金具の間に取っ手を挿入して引っかけるように持ち上げます

これが簡単な形状ながら予想以上に安定しているし、使い心地もナイスなのでこの形に決定して塗装しました。

お客様に送るのはこの状態になります。

完成後すぐに発送したところ、良い感想を頂けたので良かったです。

まとめ

今回の取っ手は、過去にお買い上げいただいたお客様にも順次連絡を取って発送してゆきたいと思います。

 

この様な小さな要望から、空気の操作方法、煙突の横出し、ガラス面積拡大、オーブンをキャンセルする試作品など自分では気が付くことが出来ない素敵な発見をお客様や知人の何気ないご相談やアドバイスから得る事が出来ました。

 

私も含めとかく製作者と言う種族はバイアスが掛かっており、別に非難している訳じゃなくて単に要望を呟いただけでも烈火の如く怒り出す人が多いというイメージなのでどこかのイベント会場などでお会いする機会が有ったとしても非常に気を使います。

気を使っているにも関わらず気まずい雰囲気になるのもしんどいし、警戒されるのも嫌だから基本的に他のビルダーの元を訪問する事は無いです。

 

だからこそ、自分がそんな小さな自負にしがみつき製品を改造するヒントを逃す事が無いよう些細と思うような要望もしっかりと耳を傾けて行こうと思っています。

 

とは言え、工場に遊びに来てくれる友人との話に多いのですが単なる思い付きで「囲炉裏を作ってくれ」だの「廃油ストーブの作り方を完成まで教えてくれ」だの等の話は僕の追い求めている本線から逸脱しているので話を聞いた途端に記憶から消え去っていると告白しておきます。

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