ヒミエルストーブ

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遠く離れたお客様の不安を解消!お客様と共に作業し、煙突掃除を伝授

 
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栃木県鹿沼市での下見を終え次に向かったのは福島県郡山市になります。

宇都宮から新幹線に乗れば45分でアクセスできるのでこの機会を利用してどうしても訪問したいと思っていました。

理由は2つ有って1つはメンテナンスに不安を抱えていらっしゃるのでは無いかと想像したのと、もう一つは3月に僕が作ってしまった天板溶接割れの不具合が福島で発生していないか確認したかったからです。

夕方に宇都宮で東北新幹線に乗り

郡山駅に到着した頃にはすっかり日も暮れ、とても寒かったです。防寒の為に薄い半そでダウンを準備して置いて正解でした。朝4時起床で1日中意識が緊張していたから疲労感が溜まり、なんだか疲れを感じたのでホテルの近所で晩御飯を終え早々に就寝しました。

本体内部の掃除

今回はせっかく僕が訪問したのでフルメンテを旦那様と一緒に行い、これからのお掃除について作業の流れを掴んで頂きました。

ストーブの構造上灰が本体内部に堆積するので、集塵機で灰を吸い取ってクリーンナップして頂く必要が有るのと同時に、各部の摩耗も点検しました。

お客様は高温でしっかりと燃焼して下さる理想的な運用をされていたので内部にはサラサラ状態の灰が積もっているだけでした、ブラシで簡単に煤を落として集塵機で回収です。

 

薪が勿体ないとくすぶらせた様な運用や、乾いていない薪を使用すれば内部には真っ黒いススが大量発生するので天板を取り外し内部を確認すればおおよその運用状態を推測出来ます。

横引き部分も綺麗な状態だったので開口部にビニール袋を被せドリルロッドであっという間にお掃除が完了です。

 

去年納品した時はまだ防水紙の状態だったチムニーボックスもお洒落に仕上がっており、1階の屋根から梯子を掛ければ簡単にアクセスできるように設計してます。

そして工務店にD管の取り付けを依頼していたので、梯子をロープで固定して作業の準備は万端です。メンテナンスが必要になる状況を見込んで設計していたつもりですが、想像通りの作業性に一安心でした。

お掃除は真っすぐ下方向へ煙突を掃除する作業なのでメトスのチムニーボールを使い綺麗に内部を清掃です。

お掃除前の写真がこちら

綺麗になった完了写真がこちら

途中45°の曲がりが有ったら使用は困難ですが、屋根上に上る事が出来る環境で真っすぐ下方向に掃除するのであればチムニーボールが一番楽に煙突掃除できるツールだと思います。

お値段がそこそこするので個人ユーザーならホンマの掃除ブラシにおもりを取り付け、ロープで煙突内部を往復してあげれば同一の効果を得ることが出来るのでお勧めです。写真は2017年に1個試作した掃除ブラシになります。

ロッドステーションでの掃除も便利だけど、足場が狭い高所でロッドをつぎ足しながらお掃除するのは少し面倒に感じます。

最後は煙突トップを地面まで運びブラシを使ってしっかりとお掃除すれば作業は終了。

旦那様と手分けして行ったからあっという間に作業が終わった感じです。

お困りごとの解消が僕の仕事

煙突掃除を終えた後は奥様の手料理をご馳走になり、急ぎ足で帰りの電車に飛び乗り家路につきました。

私のお客様が不安を抱えているならば、可能な限り対応するのが僕の使命だと思っており以前と比べ最近は素直に行動できる範囲が広がって来ました。

 ただ正直な所、煙突掃除の為だけに福島県へ行くのは厳しいけれど幸運な事に栃木県で下見の仕事が入ったので今回は訪問可能となりました。運任せの部分も大いに有りますが、僕は運が良いと思っているので多分良い感じでタスクを回して行けると信じています。

なんだかヴィパッサナー瞑想に行ってから大切と思う意思決定の中心が変化してしまい、とりあえず最初にご奉仕の精神を持ってお客様と接し、喜んでもらう事により僕も恩恵を頂けるという以前の僕なら受け入れる事が出来なかった博愛精神を今では普通に感じてしまうので、僕はどうしてしまったのでしょう?

 

理由はともかく、久しぶりに再会するお客様とストーブの使用感を談笑を交えてお伺い出来るのはプライスレスの喜びですね。

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