ヒミエルストーブ

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遠隔地のお客様も安心-失敗から学んだ教訓

 
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煙突掃除の目的の1つは、3月に修理を行った溶接割れ不良の点検でした。不具合が発生した2台後に作った製品なので同様の割れが発生している事をチキンハートの私は非常に心配していたのです。

もうこれは僕の良かれと思った改良が裏目に出たケースなので無償交換にて対応させて頂きます。

但し、すべてのお客様に該当するのではなく該当するお客様は製造履歴より確認済なので今後不具合が出た場合、部品交換にて保証を提供させて頂きますのでご安心ください。

痛恨のミス

溶接が割れてしまった理由は明快で、ヒズミを防止する目的の為溶接距離を短く加工したのが原因です。そして一番高温になる部分の収縮に溶接が絶える事が出来なくなり破断に至ります。

対応はとても簡単で、溶接を1cm程度走れば全く問題が起こりません。

3月にご迷惑をお掛けしたお客様へは水曜日に不具合をご相談頂いた直後に修理の段取りを組み、週末に部品交換を実施しました。

しっかりと溶接したので絶対に同じ症状は出ないと思いたい!

福島県の製品を点検

掃除の為に天板を取り外して溶接を点検すると8か所溶接しているうちの一番溶接距離が短い場所が割れていました。割れた部分は髪の毛程の亀裂が入っているけど、煤が積もっていると判別不可能なので丁度良いタイミングで認知できたと思います。

写真では分かりにくいけど、一か所綺麗に割れてます。

お客様へは当方の不注意を謝罪するとともに部品交換のご相談をさせて頂きました。

ただし現状では全く問題無く使用できるし使い込むほどに天板が汚れてくるので、しばらくは現状のまま使い続け天板がボロボロになるか溶接が割れて使えなくなったタイミングで新品部品を発送する事をご了承頂きました。

 

使い込むほどに天板が汚れて来るのが気になるそうなので、長期間お使い頂いたあとに部品を交換して頂ければ新品気分を味わえるかもしれませんね。

まとめ

正直な所、今回の天板は数年間使い続けても全く問題が起こらなかった可能性もあるし、例えば5シーズンくらい使用すればユーザーが製品の不具合を追及出来なくなるので単に経年劣化の事案として処理する事だっで十分に可能でした。

でもね、それが出来ないのですね。

なぜなら、そんな事をしちゃうと笑顔でストーブライフを楽しんで下さってるお客様の気持ちに嘘をついて接する事になるので僕が苦しくなってしまいます。

そうなると何のために手作りのストーブを作っているのか理由が分からなくなってしまい自分自身を苦しめる事になっちゃう。ただ、自分自身が認知出来ない事は対応出来ないけれど、自分の責めにより不具合が発生した場合は速やかに公開してお客様へ出来る限りのサポートを提供しますので遠隔地のお客様で有ってもご安心頂ければと思います。

例えばEUだと生産中止後10年を過ぎると部品の供給が無くなり、故障した場合修理できなくなりますがヒミエルストーブは鉄板で作られているので、最悪僕が死んでも鉄工所に相談して頂ければ部品の複製が可能です。

そして、薪ストーブと言う製品は熱による摩耗劣化を避ける事が出来ない器具なので、私は高温になる場所を簡単に部品を交換できるように作って本体をしっかりと保護してます。

 

楽しく仕事を過ごすために、これからも嘘のない正直な姿勢を大切にして行きたいですね。

 

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