値段差と使い勝手
毎回煙突設置工事を実施する時はレーザー距離計を持参し、炉台から箱の天井までの正確な距離を測定して煙突固定位置を割り出してます。
しかし、今回はなぜか軽トラへ積み込むことを失念してしまったので工事当日の朝、近所のコーナンプロで折れ曲がらない事が売りの巻き尺を距離計の代わりに購入してみました。
いつも製缶で使っているメジャーの値段は600円程度なのだけど、今回買ったのは5倍超の3000円オーバー。
距離を測定する機能は同一だけど、それだけお値段に差があっても商品として売れるには何か理由があると思い興味本位で買って見ることに。
現場に到着して実際に使ってみると、記憶の中にある格安メジャーとはかけ離れた心地よい使用感に唖然としちゃいました。
朝一番の現場は屋根上が濡れており、屋根に登り箱の上から炉台までの距離を測ることが出来なかったので床面からの距離を測定したのだけど、4M以上立ち上げてもメジャーが折れたり捻れたりする事なく普通に距離を測定できました。
私が今まで使っていた格安メジャーだと、そもそも2Mを超えて上向きに使用するとテープが折れてしまい正確な距離が測定出来ないだけでなく、テープ自体もクルクルと捻れてしてしまうので端的に言って測定の信頼性が著しく低いだけでなく非常にストレスを感じていました。
それでも使用するのは、製缶での作業では1.5mほど横向きに使用する事が多くその範囲での使用であれば不都合を感じないのと汚れても気軽に廃棄できる事がメリット。
けれども、今回の経験から測定器は目的に応じて使い分ける事が大切だと学んだので、今後現場工事へはしっかりとしたプロモデルを持参する事を決意。
こう言った実際に使用して感じることは、記事や動画を目で追い知識の上だけで知っても実感が湧いて来ません。 過去の経験と比較することにより良い部分を明快に認知出来るので、何事も実践で感じることが大切です。
そしてお値段は5倍するけど、十分値段の価値があるので今回のメジャーが壊れたら今後も同じ選択をするでしょう。