2016/11/12

ポケットロケットストーブ

 

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朝一番、冷え込む工場の暖房には点火してからすぐに暖まるポケットロケットストーブが大活躍です。今回のブログはネット上であまり見かけないポケットロケットの作り方を記録しますので興味の有る方はぜひチャレンジしてください。

重要事項

まずこのタイプのロケットストーブを作るにあたって、ストーブ自体の大きさが非常に大切になります。基本的に炎の大きさ=暖かさであり、大きな表面積が大量に放熱する事がとても重要になります。なので、ドラム缶の代わりにペール缶を代用して作っても、思ったほど暖かくなりませんでした。

 

特徴

特筆すべきは炎の点火から暖まり始めるまでの立ち上がりの早さです。

灯油ストーブよりも立ち上がりは早いと感じます。

焚き物にもよりますが、細い焚きつけだと10分もあれば巡航運転になるので、寒い早朝は、とにかく一刻も早く暖まりたいので、この立ち上がりの早さに馴れてしまうと、普通の薪ストーブの立ち上がりが、じれったく感じます。

そして下向きに炎が吹き出すので冷え切る足下が暖かいです。

 

手順その1

まず第一にドラム缶を入手して上面に穴を2つ空けます。

一つは燃料投入口、もう一つは煙突の出口になります。

燃料投入口は大きめに開けて、その上にかぶせるフランジで穴径を調整します。

私の場合燃料投入口はΦ200、煙突の穴はΦ130にしました。

そして、ひとつ重要な注意点があります。

入手したドラム缶に塗装がされている場合、塗装を剥がさずにそのまま点火すると、最初の燃焼でペンキが燃えて猛烈な煙が発生します。

なので、ペンキを剥がすか、煙が発生しても良い換気できる場所でペンキを焼き切ることをお勧めします
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手順その2

ドラム缶の下には、灰を取り出す扉を作ります。私は炎を眺めたかったので、鍋フタで窓を作りましたが焚き付けの時、煙が窓に当たるので真っ黒にすすけてしまいます。
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手順その3

燃料等入口はパイプ形状なら何でも良いです。

私の場合、適当なパイプが無かったので、手元にあったカラートタンを丸めて、鉄板ビスで固定しました。試して見ましたが、ブリキ板だときれいに丸めるのが難しいです

波板だときれいに丸める事が出来るので簡単に作れます。しかし、1シーズンも使うと炎でボロボロになるので使い捨てとしています。

燃料投入口の長さは、ドラム缶の底から3~5センチ上がった位置にします。

投入口の底は火炎が直接あたるので耐火レンガを数枚敷いて、床のダメージを減らします。

そして出来上がった燃料投入口をドラム缶にセット。以上で完了です。
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製作に掛かった時間

去年使ってボロボロになった燃料投入口を作り直すのに掛かった時間は約30分。

そのくらい簡単に完成できます。下の写真は着火した時の写真です。

着火方法は燃料投入口に焚き付けを入れ、燃料投入口の真下を避けドラム缶の中で火をつけます。燃料の真下で火を付けると、炎が上に上がってくるので危険です。

そして、燃料投入口からドラム底に向かって空気が吸気され炎が底に向かって逆噴射されながら猛烈に燃えさかります。

炎の調整は燃料投入口の上に鉄板を置いて吸気コントロールを行います。

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実際の燃焼動画をご覧下さい。最初は、下部の灰取り扉を開けて薪を燃やしたのでペール缶のロケットストーブと同じ状態で上方向に燃焼しています。

そして途中から扉を閉じると、炎が底へ吸い込まれ逆噴射をはじめます。 

ドラム缶自体も煙突の一部で、この先の煙突に向かい煙突効果によるドラフトが生じている為、このような炎の逆噴射になるのではないかと思っています。

家の中で運用するのは少し怖いですが、作業スペースや現場作業で暖房に使うのなら選択肢の一つに加えてみるのもいかがでしょうか。

 

窓ガラスが曇る前に撮影した動画はこちらです。下向きに吹き出す炎が美しい。
https://youtu.be/XLrzzniSrIk

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