2018年 私はストーブだIN韓国 総括
初めての旅行記、私はストーブだIN韓国の総括です。
ストーブの振り返り
ストーブに関してはカタログに詳しい構造が載っているので、会場ではじっくり見入ることは無かったです。
細かなデザインは違うけど、中身はほとんど一緒ですね。そして、プロはガラスとガスケットの固定がみんな一緒だった。 誰かが合理的な方法を見つけて皆でシェアすると言う効率的な方法かも知れないけど、みんな一緒と言う事に驚きました。
だから、韓国に行くまでは良い物を見て学ぶぞーと意気込んでいたのに、現地ではじっくり見る事は無かったです。
それよりも、マスヒーターの方が個人的には面白かった。 大きな躯体に熱をため込み、緩やかに放熱するのは暖房の理想型だと思います。
ただ、デカイので住宅へ簡単にインストール出来ないのが難点でしょうか。
こんなに横引きしているのに、焚き付けで煙が逆流しない事が驚きでした。
あと、土の割れについても貴重な知見を頂きました。
本体を覆う粘土の割れを何とか減らすにはどうすれば良いですかと韓国の先生に聞いた所、全厚みの半分くらいの位置にメタルラス、そしてその上に不燃ファイバーのラスを挟み込んで仕上げると土が割れないそうです。
写真は乾く途中の土で見本を作ってくれたのでファイバーが沈み込んでいませんが、ラスの上に土を塗り、その上からファイバーをコテで押さえるそうです。
こんな風に分からない事は気軽に教えて下さって感謝です。
大切な気づき
夏のオンドルワークショップでも感じたのですが、イベントそのものよりみんなで食べる御飯やお酒の時間が大切だと再確認です。
ストーブ自体は大して重要では無くて、薪ストーブなどと言う不便きわまりない暖房器具に魅力を感じてわざわざ韓国まで旅行に行くメンバーの皆さんと仲良くなれた事が一番の収穫です。
そして、最初は初対面だった人達とも寝食を伴にする過程で個性が魅力に感じる様になって、その人自身に興味を持てるようになりました。
宿舎からイベント会場までの歩きの時間や、寝室での雑談など、このイベントに参加しなければ絶対に出会う事の無い方々とじっくり話すことが出来たのが一番面白かった。
韓国1日目の夜、私を含め国籍もバックボーンも異なる4人が深夜2時まで政治の話をしていました。
一体何が真実か分からないけど、日本と真逆の真理が韓国側には有ってお互いの意見が合意するには多くの時間が必要だと思った。
そして、僕が唯一出来るのは自分の考える正しさを闇雲に主張するのでは無く、自分とは異なる主張に静かに耳を傾ける事だけだった。
日常では交わることの無い考え方や解釈を感じる事が出来ただけで、今回は良い経験になりました。
知らない場所に脚を伸ばすって大切ですね。
そんな訳で異文化を感じたり、イベントを通じて出会った人達と楽しい時間を過ごせたことが今回の収穫です。
関空からたったの2時間で行く事が出来る韓国へは、また来年も行きたいと思います。