ヒミエルストーブ

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プロフィール

 

 

薪ストーブについて

ヒミエルストーブってどんな意味?答えは簡単「火の見えるストーブ」です。

ストーブを作り初めて間もない頃、火のよく見える薪ストーブを作った時にデザイナーの友人にブランドネームを付けて貰いました。

 

薪ストーブを作り始めたのは本当にひょんな事がきっかけでした。

数年前、雑誌やwebの情報に期待に胸を膨らませ、灯油に代わる冬期の暖房に薪ストーブを導入したのですが現実は想像とかけ離れていました。

一番大きな悩みはすぐに薪が燃え尽きてしまい、昼寝をすると寝入った頃に鎮火して寒さに震えながら目が覚めてしまう。

燃費が悪いので十分用意していたと思った薪がすぐに無くなってしまう。

燃費が悪いストーブを維持しようと思えば、1年前から膨大な量の薪を準備しなきゃならないし、その労力も馬鹿にならない

 

専門誌なども読んで調べたけど、外観やデザインを主張する薪ストーブは沢山有るのに省燃費をアピールする薪ストーブは皆無でした。

 

購入した市販品を使ってみてはっきりと自覚したのは、僕が欲しいのはもっと燃費が良くて、暖房だけじゃ無く多彩なお料理に使いやすい広い天板やオーブンを備えた薪ストーブです。

 

そんな僕の希望を叶えてくれる商品が世の中に売っていなかったので、自分で作ってみようと小さな歩みを進めながら開発に着手しました。

 

無知だった当時の私は、鉄の箱で火が燃えているだけで簡単だろうと安易に考えていました。 

けれども、実際に作って見ると理想とはほど遠い、煙がモクモク排出され暖かく無い失敗作を量産ちゃいました。

製品は売っていますが、製造ノウハウは売っていないので自分で解決するしか仕方有りません。 本業の傍ら時間の都合がつく限り薪ストーブの開発に没頭しました。

 

検索や熱力学の本を開けば理論は分かりますし詳しい人は多いです。 しかし理論を実際の製品に作り込み、効果を検証して更に精度を高めて行くのは何度も実験するしか方法がありません。

 

私は何度失敗しても、失敗した原因を推測し、対策を考え、実験を行って比較検証を行いました。 納得の行くまで絶対に諦めることは無いです。

そして、お客様へ納品した後でも改善点が見つかった場合、お客様へご相談のうえ無償でバージョンアップ工事を行ったりする事もあります。

勿論仕事なのでご注文を頂くことは大切ですが、大前提としてお客様が気に入って下さる製品を届けることが一番大切だと考えます。 表面的な見た目や広告でごまかす事無く、性能は勿論の事私の作った薪ストーブを気に入ってご注文下さったお客様へ良い状態を継続して使用して頂ける事が一番大切だと考えます。

 

そんな私が今たどり着いたストーブがサイクロンストーブです。

ロケットストーブの燃焼原理を使い、炭焼き窯の様に熱エネルギーを本体に溜めて排気を絞り燃焼時間の延長を狙います。

ガス化した木質燃料をオリジナル機構「サイクロンチューブ」を通過する事で乱気流を起こし高温の発生と滞留を実現しました。

これにより長さ40cmの広葉樹2本で約1時間の連続燃焼が可能になります。

比較対象が無ければ想像する事は難しいですが、一般的に世間で販売されている薪ストーブの約2倍燃費が良いと言うことです。

燃費がよければ、薪を切ったり、運んだり、乾燥させて、住宅へ運ぶ一切の手間が半分になると言うことになるので、長く使えば使うほどにユーザーが得をする事を狙っています。

 

核心となるコンセプトは2018年特許登録致しましたので安易な模倣を防止しております。

薪ストーブ販売のプロに見学して頂いた所、とても良い性能だと評価を頂きました。

 

周囲の支援

自分一人だけで薪ストーブを作っていると、自分の作りやすい形状やデザインに偏って行くので私の場合、デザイナーの友人や薪ストーブ販売のプロから率直な指導やアドバイスを貰って製品開発に活用しています。

製造プロセスを無視して、そんな都合の良い話って無いだろー!と思ってしまう事をそれぞれの得意分野のフィルターを通して理想とする完成形を語ってくれる友人達は私の大切な財産です。

 

現在輸入物や、私の様な個人ビルダーも含め薪ストーブの選択肢は無数に有ります。

私のストーブは、販売してお終りでは無く、お客様の元へ納品してからがお付き合いが始まると考えていますので製造工程が増えても耐久性や修理可能な構造を採用しています。

 

今は私を信頼してお買い上げ頂いたクライアント様へ真摯に向き合い少しでも豊かな生活を提供出来ればと考えます。

最終的には、クライアントが実際に使って頂き満足いて頂ける物作りを目指しており、薪ストーブは手段の1つに過ぎません。

 

趣味

学習

子供の頃勉強のイメージは、苦痛でしかありませんでした。 けれども、今は趣味の1つに感じる位毎日の生活に欠かせない物になっています。

高校を卒業してから就職し、33歳で独立するまで一切勉強とは無縁の日常でした。

勉強を再開する前は頭の回路が死んでいたのか、課題解決を考えようと思っても何も浮かばず、暗算も全く出来ないどうしようもないお馬鹿さんでした。

そんな私が、創業と同時に33歳で放送大学へ入学し、コツコツと単位を積み上げて37歳で学士を取得しました。起業だけでもしんどい中、孤独な通信制大学を4年で卒業できた事は大きな自信に繋がりました。

職人生活は長いですが、経営や営業などは全く知らず、継続して事業を営んで行く為に何か学ぶ場所がないかと探すと大学院で学べると知り、放送大学卒業後は兵庫県立大学経営研究科(MBA)へ進学しました。大学院を卒業しても学びを止めることはなく、子供の頃の不勉強を後悔しつつ数学を小学校課程からやり直したり、英語の勉強に勤しんでします。

大人になってから勉強を始めた私は勉強の出来ない悔しさや、学歴コンプレックスを抱く気持ちが物凄く理解できます。そして学習を継続する事でコンプレックスを克服し、自分に自信を持てる事を学んだので1つも無駄な事が無かった思ってます。

学習時間ねん出と体調管理の為に2020年7月に飲酒を卒業しました。飲酒を我慢していないのでこのままずっと禁酒を継続する事を狙っているし今でもお酒を止めて本当に良かったと思ってます。

 

まとめ

見学にお越し頂いた、既存の薪ストーブユーザーの方は僕のロケットストーブの性能に驚いてくださいます。

しかし、私が望むのは性能の評価では無くユーザーが使い込んで頂くことで喜んで貰う事ですので興味をもたれた方はどうぞ見学にお越しになって下さい。

取材

地域のミニコミ誌様が取材にお越しくださいました。

写真をクリックするとPDFにアクセスできます。

 

 

 

 

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