2019/03/19

薪ストーブ屋さんへ薪ストーブを納品

 

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薪ストーブって皆さん何処で購入するのかな? 今は販売チャネルが多様化して通販やホムセン、そして薪ストーブの専門ショップだと思います。

そして今回の納品は薪ストーブショップへ僕の作ったKD01を納品したお話しです。

ストーブ屋さんがお客様の元へ納品すべく準備するのは当たり前だけど、ビルダーの僕がストーブショップへ納品するのです。こんな経験出来るなんて滅多に無いので嬉しかったです。

 

そして気になる納品先は「川原薪ストーブ本舗」様が新規に開業する軽井沢の2号店でした。

川原様のHP

川原様は顧客目線で、予算に合わせて最高の仕事を提供する妥協の無い方で、良い物は良い、悪い物は駄目としっかりジャッジして下さるユーザー目線を持ったプロです。

僕なんかが偉そうに言える事なんて何にも無いけど、今まで沢山の薪ストーブを見たり設置して多くの比較対象群データを持った希有なストーブ屋さんです。

 

そんな、プロフェッショナルの開業するお店に僕のストーブを並べるなんて・・・・

もしかして、こんなクソみたいにダサい鉄くずは風雨に晒して錆びたら駐車場の看板立てに丁度良いよね。

なんて思われたら暫く立ち上がれない位ショックを受けるけど、ユーザーの意見を聞くのならば最高峰のプロにジャッジして貰ってこそ製品の実力が分かるという物です。

 

そして気になる感想は「気に入っています」と嬉しいお言葉。

プロのストーブ業者様が僕の3人目のユーザーになって下さいました。

 

関東周辺で見学されたい方は、北軽井沢にある川原薪ストーブ本舗で実物を見て下さいませ。そして、ヒミエルストーブは川原薪ストーブ本舗でお買い上げ頂けます。

たまに知らない人が突然「代理店契約しませんか?」とか連絡をくれるのですが施工能力が分からない人と一緒に仕事なんて出来ないし、現状の製造能力では年間10台くらいしか生産できないので信頼できる人にしかお願い出来ません。

 

荷下ろしから設置まであっという間

前日の行きで北軽井沢のお店一帯は幹線道路には除雪が入っていますが、一歩町道へ入ると雪が積もる関西とは別世界が広がっていました。

そして約束の時間ぴったりに開業する2号店に到着しました。

ここからは軽トラに取り付けているクレーンでストーブを吊り上げ、持参したストーブ用の台車に乗せてお店の展示スペースへ移動してあっという間に煙突を仮配管して約2時間で設置は終了しちゃいました。

勝手が分かる人が2人で作業すると1人の3倍速で作業が進むので楽です。

ストーブを乗せて身軽になった軽トラ。とお店の全景

そして、川原様が焚き付けを行ってストーブの温度を上げている間に僕は道工具を整理して行きます。

 

焚き付けも完了し、一旦落ち着いた所でストーブを取り囲んで昼食をごちそうに成りました。

 

 

 

夜の酒席にこそ得る物が沢山有る

夜は川原様が作って下さった手作りの料理を肴に、お酒を飲み交わしながらストーブ談義に花が咲きました。

僕は自分の作ったストーブしか知らないので、他と比較した大まかな暖房性能や、もっと改善すべきポイントなど自分一人じゃ絶対に気付かないポイントを沢山教えて下さいました。

肝心の暖房能力は有名どころでヨツー○に例えると肌感覚でF3とF4の間位でしょうか。

 

構造的にはロケットマスヒーターと触媒搭載機を足して2で割った様な感じで、同じ物は何処にも無い。

 

僕は開発や設計、製作が得意なので川原様の目線を参考に製品をブラッシュアップして行けば更に素敵な物に仕上げていけると確信です。

やっぱ独りよがりより人の意見を真摯に聞く事の方が得る物が多いですよね~。

 

そして特筆すべきは暖かさの性能は十分なのに、薪の消費量は従来の約半分!

それを可能にする構造は従来の薪ストーブとは全く異なる燃焼アプローチを採用しているからなのです。

その理論を詳しく書けば難しくなるし、簡単に書けば伝わる情報が少なくなるのでどう表現すれば良いのか分からないけれど、夏までにパンフレットみたいな物を作ります。

 

オリジナルアイデアの元ネタは油圧の流体制御と、金属熱処理炉の産業用バーナーを組み合わせた物で、シェイクダウン後にトライ&エラーを繰り返して性能を詰めて行きました。

同じ機構を採用した物は無いので、勿論参考になる指標なんか何処にも無くて、孤独に失敗を乗り越えて今に至ります。

 

夜は外気温が-4℃くらいに冷え込む北軽井沢のお店でマットとシュラフをお借りして寝たのですが、ストーブのお陰で暖かく熟睡することが出来ました。

ガツンと炎を焚いて、ダンパーで空気の流れを遅くするとびっくりする位の輻射熱がお部屋を暖めます。

そして、点火から20時間以上経過してもガラスの状態はこの通り!曇りの無い硝子越しに見える炎がとてもキレイです。ガラスの透明度を維持出来る性能はトップクラスだとお話し下さいました。

 

まとめ

納品した薪ストーブは気に入って下さった事はとっても嬉しかったです。

嬉しい話はこれくらいにして、その他自分が今まで認識出来なかった改善点を沢山教えて頂いたので簡単な物から一つずつ消して行き、更に良い物に仕上げて行きます。

 

自分の自己満足じゃなくて、プロも満足してくれて本当に嬉しい出張だった。

今シーズンはもうすぐ終わりだけど、来シーズンへ向けて新作を設計したり忙しくなりそうで今年は楽しみだ。

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