KD01とSD01の違い

 

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今日、お客様よりKDモデルとSDモデルの違いをお問い合わせ頂きました。

確かに見た目以外での差違が分かりにくいので、制作者の主観ですが違いをレビューしてたいと思います。

SD01

SD01は本体直径が60cmあり、放熱面積が大きい&燃焼室もKDモデルと比較して大きいので40cmの薪を横向きに投入することが可能です。

そして、特筆すべきポイントは燃焼ガスの膨張室が大きい為、一旦焚き付けを行うと殆ど手を加えること無く放置するだけで簡単に温度が上がって行きます。

 

一旦暖まると後はダンパーを絞って放置するだけ。

KDモデルより本体が大きく、火付きが良い反面、若干薪の燃焼が早いと感じ、外気導入非対応です。

それに基本モデルは背面遮熱板が非搭載となります。背面の遮熱板をご希望するお客様がいらっしゃれば有料にて対応します。

 

KDモデル

正直に告白すれば、KD01の煙突横出しバージョンを作るまではSD01の方が燃焼性能が良かったです。

SDモデルと比較して何が劣っていたかと言うと

  1. 巡航運転に到達するまでの時間が長い
  2. 煙が見えなくなる時間が長い
  3. 炎の吸い込みがなんだか弱い

端的に言ってSDモデルより性能が劣っていました。

もちろん性能向上を狙い、考えつくだけの方法を試してその都度少しずつ性能向上していましたが根本的な核心を掴むことが出来ませんでした。

この頃が精神的に一番苦しくて、最高の物を届けたいと思うのにSDモデルと同等の性能に全く手が届かず暗中模索の時期でした。

 

しかし、性能を一気にSDモデルと同等まで引き上げるヒントを見学に来て下さったお客様の要望より見いだしたのです

核心は「暖まった空気は膨張するので、膨張をバッファする空間が必要」だと言うことです。

 

最初は横出しにする事で性能が格段に向上した理由を推測するところから始まり。

KD02の設計を変更し、膨張室を大きく作り推測の検証。最後にお客様へ納品する製品で最終チェックの3段構えでヒントの検証を慎重に行いました。

 

そして、出来上がった納品バージョンの性能は・・・・・最高!

 

燃焼性能はSDモデルと比較して全く劣るところは無く、それ以上に良い。

一見とろ火のように見える小さな炎でもオーブンが250度を超えるくらい昇温する。

そして本体が暖まり、ダンパーを絞ると樹種にもよりますが1時間の長時間燃焼。

広々オーブン。

 

これですよ、僕が欲しかった製品は。

 

<デメリット>

本体が270kg有るので、床の補強が必要になる場合がある。

40cmの薪を投入可能だけど、燃焼室に真っ直ぐ入らず斜めに入れなきゃだめ

 

今の所そのくらいしか悪いところが見当たりません。

 

過去に販売したモデルは全てSDモデルですが現在注残を抱えているのは全てKDモデルになります。

10月から納品ツアーがスタートするので、今シーズンの感想が楽しみです。

KDモデルは遮熱板、外気導入口が価格に含まれてます。

オーダーメイド

お客様の設置場所に合わせて扉方向や煙突設置方向のカスタムが可能です。

ですので、お客様ご自身での決定もしくは私が現地に見積調査に赴き相談の上決定致します。

(扉設置方向の決定)

(ダンパーレバーの方向)

(煙突取り出し方向の決定)

その他炉台や遮熱板のご相談も随時行っております。

そして、お客様とご相談の上仕様が決定しましたら、図面を作成して承認を頂いた後に製作に着手します。

このように、カタログに記載されている在庫品を取り寄せて納品するのでは無く、お客様一人一人に合わせた製品を作って行くので仕様決定から完成までお時間を要します。

 

ストーブを作っている時はご契約頂いたお客様の顔が浮かぶので、満足して欲しいと思う気持ちを持ちながら製作に励んでいます。

まとめ

話をまとめると

去年まではSDモデルの方が高性能でした。

しかし、今年はKDモデルも違和感を全く感じる事無く高性能を気に入っているので、使用するお部屋の大きさとデザインの好みで決めて貰うのが良いかと思います。

 

ただ一つ絶対大事な事が有って、今まで多くのお客様に見学頂きほぼ全てのお客様が「ヒミエルの燃焼はブログだけじゃ分からないよね~」とお話下さいます。

ですので、アクセス可能であれば実機の見学をお勧めします。

 

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