薪ストーブライフ41号に掲載されました。
タイトルが全てを物語っております。
薪ストーブライフ41号に弊社ヒミエルストーブのユーザーレポートが掲載されました。
過去に38号にてKD01単体を紹介して頂きましたが、今回は1シーズンフルに使って頂いた2番目のお客様にライティングを依頼の上ご了承頂きました。
そもそもレポートを依頼出来る人が僅か
製品開発を終え、お客様にデリバリーを開始したのが2018年なので2020年の12月の段階で1シーズンを通して使って頂いたお客様はわずか2人です。
そのうち、僕が直接写真撮影に赴ける距離にお住まいなのは同じ県内でカフェを営んでいらっしゃる「ベロカフェ」さん1択。
今でこそ来年まで注文残が積み重なっていますが、この状態になるまでには膨大な時間を費やしたと改めて実感します。
他のモデルのレビューを読んで一番印象に残ったのは蓄熱型ストーブのレポートです。
あくまでも仮説だけど、夜から朝まで長時間の暖房を望むのであればストーブの構造で長時間燃焼を狙うよりも何らかの蓄熱体に熱をため込んで運用する方が合理的だと思ってます。
これは単なる思い付きでは全く無くて、KD02と言う燃焼室が大きなモデルを作って長時間燃焼の可能性を検証した上で到達した答えです。
大きな燃焼室を実現するには大きな扉が必要になるんだけど、扉が大きいとドアを開けた途端上昇気流に乗って大量の灰や煙がお部屋に逆流します。
そして、一番大きな狙いだった長時間燃焼も2~3時間くらいであれば実現可能だけど、それ以上の長時間燃焼は難しかったです。
燃料や燃焼テクニックにより燃焼時間がばらつくので、その様な構造に頼るのではなくシンプルに体積の大きな蓄熱体に熱を貯蔵する方が簡単だと考える僕は、今は煮物コンロと化したKD02を蓄熱型薪ストーブへコンバートすべくアイデアを温めています。
燃焼性能
少し前に燃焼性能について長文のコメントを頂きました。
ブログに興味を持っていただき、ご感想頂いた事に感謝致します。
そして僕からの返信になりますが、性能測定方法については薪ストーブズバリの手法は見つけ切れていないけどペレットの規格を近似できると思っています。
まとめ
全く無名のビルダーから業界専門誌に掲載されるまでになってきたことを嬉しく思います。
初期の頃は器具の製作に没頭していれば十分だと思っていたけど、実は煙突設計や実際の施工、お客様とのコミュニケーションなど物つくり以外のソフトの部分がとても重要だと分かってきました。
そして、器具はカタログに記載さて販売されているけど、属人的なソフトの部分は各個人の魅力だから今後はソフトウエアの部分をしっかりと伸ばして行く事を狙っています。