長野への納品ツアー. Day2
ツアー2日目の朝は北軽井沢の川原薪ストーブ本舗から出発して、山梨県のお客様の設置場所へ下見に行き、時間に余裕があれば納品場所へのアクセス確認のスケジュールです。
朝8時の北軽井沢「川原薪ストーブ本舗」さすがに車の往来も少ないです。
そして途中茅野駅でレンタカーを返却して山梨県へ軽トラで移動します。
製品を積載した状態で現場に来たのにはちゃんと理由が有って、実物を使って搬送経路の確認を実施したかったのです。
いきなり本番では道具の不備で作業を進める事が出来なくなる恐れがあるので、都市部とは全く前提条件が異なる山間部への納品は注意が必要になります。
今回も下見に来た収穫が大いにありました。
写真では分かりにくいかも知れませんが、地面が谷川へ傾いているので車体が大きく右側へ傾いています。
落ち葉溜まりに前輪谷側の車輪がハマっているんですが、今にも車が倒れそうな傾斜で怖かったです。
この姿勢ではストーブを軽トラクレーンで吊り上げる事は不可能なのでバックで接近してみました。
横倒しになる恐怖は無いけど、斜面がきつくてストーブを約60cm窓枠まで持ち上げる何かしらの方策を考えなくてはなりません。
一番簡単な手法はユニックで直接搬入する事なんですが、ストーブの高さが障害となってフックを掛けた状態でブームを室内へ差し込むことが出来ません。
ユニックから直接搬送するのであれば、製品だけを横倒しにした状態で室内に運び入れて台車の上に下ろし、室内で吊り上げながら直立させるしか方法が有りません。
納品予定日が連休中なのでリース会社も閉まっているし、ユニック案は一旦保留にして、プランBを検証します。
窓枠のすぐ上に軒が張り出しているから吊り上げ方式はハードルが高いと判断し、偶然にも翌日納品場所で使う予定だった単管足場で搬入用架台のイメージを確かめてみました。
手持ち部材が少なかったので安定形状まで仕上げる事が出来なかったけれど、納入イメージはつかめたのでこんな感じの台を作ってストーブを置くスタイルに決定しました。
実物を使っての実験はイメージが掴めるので本当に便利!
納品場所の下見
そして、午後から時間に余裕が有ったので今回のツアーの一番大きな目的地、納品場所へのアクセスをしらべました。
訪問した時は丁度工事監督者さんが不在だったので、ユンボで整地されて車が通れそうな場所を選びバックで進んで行くと車軸が半分くらい泥に埋まってスタックしちゃいました。
表面は単なる土に見えていたけど、中は軟弱な泥で全くグリップしません。
周囲に補助になるような重機も一切ない状況でのスタックはめちゃ焦りました。
アクセスを踏んでタイヤを空転させると泥に埋まるだけなので、まずはギアをLoに切り替え、初めて使うデフロックのスイッチをONにしてタイヤのグリップを確保しながら低速で振り子運転を試してみると、奇跡って起こせるものなのですね。
なんとか泥の海から脱出する事ができました。
泥に埋まったままだとどうする事も出来ないので本当に焦ったし、脱出できた事が本当に幸運でした。
自分が原因とは言え、泥に埋まって疲れ切ってしまったから早々にペンションへチェックインです。
まとめ
どろの中を運転した事が過去に一度も無かったので、進入経路の事前チェックを怠った事がそもそものミスです。
今回はハイゼットトラックの走破性に救われました。
去年乗っていたホンダじゃ完全に埋まって身動きが取れなかったと思います。
偶然新車に乗り換えていた自分の運に感謝かな。
納品を実行する翌日の天気予報は夕方から雨なので、気合入れて早めに就寝しました。