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長野県へ納品ツアー. Day3 搬入編

 
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ツアー3日目にしてやっと目的地へ納品スタートです。

過去に軟弱地盤での納品経験が無かったので下見の段階で地形に関する注意事項に気付かず、本番でどえらい目に遭遇するとは、気持ち良い朝に知る由も有りませんでした。

 

土木作業から納品スタート

設置場所は一見すると土の状態で簡単に車を横付けできると思い込んでいました。

 

しかし、この現場へのアクセス道路の様に綺麗に埋め戻された表土の下は、柔らかい黒土の泥でした。

なので、軒下までストーブを下ろそうと思い建物にバックで接近すると谷側へズルズルと滑り落ちてしまい全く家に近寄れません。

 

泥により地面の摩擦が緩くなっているから、谷側へ流れて行くのをいくら慎重に運転しても止める事が出来ませんでした。

回数は忘れちゃったけど、5回以上トライしたと思います。

 

何度やっても谷側へ滑り落ちるので正攻法では無理と判断した我々はまずスコップで少しだけ盛り土を試して見ました。

しかし、車が水平になるまで土を盛り上げようと思えば昼まで時間を費やしそうな感じでちょっと気持ちに焦りが入って来ます。

 

すると川原さんからのご提案で、工事現場の事務所にある足場板を借用出来るのであれば、車の轍に沿って水平に敷き詰めてはどうか?アイデアの提案を貰いました。

 

それ以外に妙案の無い我々は速攻で足場板敷き詰め作戦に着手しました。

ポイントはなるべく車が水平になる様に、谷側を高くセットする事です。

手持ちの角材を全て使い果たし、最後の方は近くに落ちている大きな石まで集めて杉板の下に敷きました。

 

我々には、この方法以外現状を打破する手段を持ち合わせておらず次の対案を考える余裕は一切有りませんでした。

そして静かにギアをLo+デフロックONで後退してみると、それまでの苦労が嘘の様にスルスルと所定の位置にたどり着く事が出来ました。

 

心の底から湧き上がる歓喜の感情。

この時点で、今回のミッションは8割成功です。

 

お部屋への搬入

窓枠やお部屋を一切傷つける事無く搬入する為に毎回養生だけはしっかりと実施しています。

今回の現場は軒が低くクレーンと軒の接触を避けるために軒先へ製品を下ろす作戦です。

そうすると、土間でラダーの荷重を受ける嵩上げが必要になるんだけど、もう杉足場の敷設で手持ちの角材は払底しちゃっていたけどまたもや工事現場の監督さんから借用する事ができました。 

角材を井桁に組み上げ、ラダーがおおよそ水平になるまで高さ調整の後窓枠の養生を行います。

 

窓枠の養生はアルミのレールよりも高い位置に敷板を設け、ラダーレールと窓枠には木を挟み、窓枠を超える部分は鉄板を渡して、その鉄板も養生シートで床面を保護します。

とにかく、やらかしてしまえば後戻りが出来ないからいくら時間が掛かってもここは慎重に作業を進める事が大切。

 

そしてやっとお部屋に搬入完了です。

ここまで現場到着から約2時間が経過しました。

搬送作業時間は短いけれど、確実に運ぶための念入りな準備に時間を費やします。

 

設置

お部屋に搬入した後は設計した場所へ設置してゆきます。

とにかく重たいので最初から人力での移動を諦め、全て器具を利用して設置してゆきます。

そして搬入設置方法は毎回改善しています。

単管足場は部品の搬入が手間だけど、強度が強く吊り上げ作業に安心して使えるから愛用してます。

 

ストーブを水平に吊り上げ、ここまで搬送した台車を抜き取り地面へ下ろします。

因みに、単管足場のベースプレートが床面を踏まない様にしっかり寸法を測ってベニヤ板で養生してるんです。

 

後は正確な位置を微調整して部材を取り付けて行きます。

写真はドアの組み付けなんですが、汚れが付かない様に養生を巻き付けたままで組み付けることが出来るように準備してます。

高木の煙突は触るだけで汚れが目立つので、設置と同時にラップで保護します。

 

まとめ

過去最高難易度の土木作業を伴う搬入は身体よりも気持ちの消耗が大きかったです。

今回の納品で僕は本当に幸運に恵まれました。

  1. 1週間前から晴れが続き比較的に地盤が乾いていた
  2. 川原さんが偶然にも同行してくれていた
  3. 工事現場の施工監督さんから道具を借用できた
  4. デフロック付きの軽トラに乗り換えていた
  5. 天気が晴れだった
  6. 時間に余裕が有ったので前日に現場の状態を下見できた

とにかく、いくつもの幸運が波状に重なって無事搬入できました。

上記6項目の内1つでも欠けたら、納品が成功していたか自信がありません。

今回は作業が行き詰まる度に僕の鼓動は早くなっていたのですが、川原さんが横で冷静に代替案を出して下さったので本当に助かりました。

 

お互いタイプは全く異なりますが、そこはプロ同士息の合ったコンビネーションで仕事を進めて行ける事が楽しかったです。

 

 

 

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