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三重県へ納品に行く,煙突設置編

 
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1週間前に長期間納品ツアーに出ていましたが翌週も納品が続きます。10月は朝晩の冷え込みが始まり丁度暖房が欲しくなる時なので年末までタスクが盛沢山。

今回の現場はDIYでセルフリノベされているので煙突設置に関する室内造作も施主様が対応して下さいました。

 

現場に到着して煙突貫通部分を室内から見上げた写真。

天井に張っている養生テープの中心が煙突のセンターで、今から屋根を開口して作業がスタート。

施主様のアテンドでお昼ご飯をご馳走になっている間に屋根の開口は完了し眩しい光がお部屋に降り注いでいました。ここからが僕の仕事開始です。

 

先ずは天井内側の防火隔壁分を差し引いた寸法で野地板に垂木で枠を組んで煙突固定金具の下地を組み上げます。煙突固定金具の荷重は野地板では持たないので、垂木で支えます。

 

僕は慣れない作業に必死だったので写真を撮影する心の余裕は一切なく、頭の中は次の工程を考える事で一杯だったのですが施主様が撮影して下さっていた事に感謝です。

炉台から野地板までの寸法を測定し、煙突固定金具をセットします。この工程で煙突の位置が決定するので3回位検算を行い勘違いを防止します。過去に暗算で100㎜勘違いすると言うどえらい失敗をやらかしたので、今では計算機片手に図面上で計算する様になりました。

 

フラッシングを被せて一旦屋外の作業は仮置きで、室内側の金具の固定を行い煙突の垂直を出します。

 

フラッシングの裏側は結露防止の為にスーパーフェルトンを事前に張り付けています。

室内側の固定が終了すれば屋外の続きを行います。

今回は2Fの軒先を避けるために45度を組み合わせて煙突をオフセットしてます。45度って爪による引っかかりが無いので上に乗っかる煙突の重みで傾くからロープで倒れ止めを行いながら慎重に垂直を出して固定して行きます。

 

煙突設置が完了した後、板金屋さんが入って防水処理をして下さるので気密テープで簡易的に防水を行い屋根上の作業は終了です。

 

初日は煙突工事だけでなく本体もお部屋へ搬入しました。軽トラがジャストサイズの場所へ頭から突っ込み、クレーンのブームが丁度良い場所へ駐車を行い後はいつものルーティンでお部屋の中へ導くのだけど今回はサッシを取り外して頂き開口部分が大きかった事に助けられました。

今まで軽トラを横付けしての搬入が多かったけど、今後そういった現場ばかりでは無いのであれこれオプションを考案しています。

 

三重県へ納品の初日は本体の搬入と煙突設置工事を完了する事が出来、予定の2倍速で作業が進んだことが嬉しかったです。作業が早く進んだ理由は施主様のご家族がサポートして下さり、目指すべきゴールを説明すると作業エリアが重複しない様に配慮しつつ2つ以上のタスクが同時進行する様に労力を割り振る気遣いをして下さったのが一番の理由です。

 

通常、フラッシング施工は屋根の開口と防火隔壁の造作は大工、薪ストーブ屋が煙突を固定してフラッシングを被せ、板金屋さんが防水とリレー方式の工程を雨の予備日を含めて事前に組まなくてはならないのでスケジューリングが大変なんですが、大工仕事のパートを施主様が行う事で大幅な作業時間短縮を実現する事ができました。

 

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