ヒミエルストーブ

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KD01を絶賛製作してます

 
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先週末から風邪気味の症状が発生して、仕事を休むほどでは無いけど倦怠感がしんどいのでしばらくの間は帰宅すると即就寝してました。

先週SD01の製作が完了して梱包を行い、後は納期の相談をお施主様とするだけなので今は今月末に納品予定のKD01を作ってます。

何度も作っているけど、作る度に製作過程の改善を思いつくので良く出来た自作のプラモデルを組み立てている感覚に近い。 特に変わった事と言えば、部品の位置決めをするときに何らかの治具を準備して治具で正確な寸法を確保しながら組み立てれば製造速度が劇的に早くなることに気づきました。

そんなことは当たり前すぎて今更何を言っているのかな?的なトピックなんですが、お恥ずかしい事に今までは完成を急ぐ気持ちの焦りが邪魔をして治具作りを後回しにして現在に至ります。

 

あと、手持ち遮光面を使っていると加齢が原因なのか溶接の溶融点が見えにくく、真っすぐなラインを施工する事が困難になったので3Mの自動遮光面を使う様になりました。

自動遮光面は10年以上前から持っていましたが、TIG溶接をする時にしか使わずに放置していたけど使ってみると溶融点が良く見えるし仮止めの時に顔が日焼けしないので良い事ばかりです。もう少し欲を言えばアドフローと言うバッテリー式の送風機付き遮光面を使ってみたいのだけど、お値段が30万円近いのでもう少し余裕が出たら購入したいですね。

写真は底板の溶接部分ですが、溶接機の設定を調整する事により溶け込む火力を2段階に設定する事でクレーターの低減とアンダーカットの発生を抑える事が出来る様になってきました。溶接後のスパッタ除去が面倒なので直流溶接機の導入を真剣に悩んでいましたが、ガスシールドにアタール(アルゴン炭酸ガス)を使い電気を上手に合わせると外観が綺麗に仕上がるのでしばらくは現状のままで続行します。

 

本体上部のフランジ施工は、本体の寸法を保った状態で固定しなきゃならないから毎回とても気を遣ってます。ここで菱形に変形した状態で固定してしまうと今まで最新の注意を払って部品を作った事が水の泡となるので何度も対角を確認して固定してゆきます。

たまに雑誌やwebでスチールモデルのクリーンバーン機の回路図を見ると、構造が簡単に見えてしまうのが不思議です。勿論形状や部品にこだわりが有り時間を費やす事は僕も昔作っていたので良く理解してます、しかしKD01を組み付ける手間と比較すると溶接距離は絶対に少ないと思います。

ヒミエルストーブって大型のハイパワータイプなので、コンパクトなクリーンバーン機を1つ位作りお客様へご提案するバリエーションを広げようかと考えた事もあるのだけど、コンパクトなクリーンバーンだとハンターストーブのアスペクト5を買えば良いんじゃないの?と思ってしまうので結局誰も作らないヒミエルストーブを作るのが僕の進む道だと思いなおして現在に至ります。

なお、弊社は市販の薪ストーブを納入設置する事は可能ですし自作にこだわっている訳では無いので制約に応じて最適解をご提案できるように努めております。

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