ヒミエルストーブ

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薪ストーブでピザやローストを楽しみたい。

 
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クッキングストーブの調査も終わり、早速ノートに書いたイメージを設計して部品を注文しました。今回はあれこれ考えるよりもとにかく製作して、どのようになるのかの結果を早く知りたいので短納期をめざしました。なので、詳細な図面を引かず直接、加工屋へ行き簡単なスケッチで全ての部品を手配しました。

注文して納品されるまでの間、手待ちになるので本体よりも時間の掛かる蝶番や取っ手を製作しました。オーブン部分の取っ手は、ドアロックも兼ねるように作って見たので実際に取り付けるのが楽しみです。

部品が納品されると、急いで製作に取りかかります。

鋼材はSPHC(酸洗鋼板)を指定したので表面がきれいでした。黒皮の鋼板だと酸化皮膜の除去をしないとTIG溶接時にブロー(溶接不良)が入り外観がとても汚くなるのでSPHCを指定した方が皮膜除去の手間が必要無いので仕事のスピードが上がります。

まずは、燃焼部分からサクッと作りました。と言っても初めて作る場合は勝手が分からないので時間が掛かります。

そして出来上がったのがこの写真です。

rocketstove-body

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ただ角パイプをJの字形に組み付けたのでは無く、向かって左側の箱が薪を燃やす燃焼室で、炎が横方向に走り抜け上に抜けて行きます。ペール缶でつくるロケットストーブと構造は全く同じです。そして炎が通り抜ける場所は2重構造にしてしっかりと断熱を行いました。

試運転を行った所、巡航運転にさしかかる頃には、燃焼室の温度は500度を超えるほど熱くなり、表面が黒くなりました。近くにいると、ストーブから熱気が襲ってきます。

すごくシンプルで簡潔な形なのに、凄く良く燃えました。以前作ったロケストの試作品と比べて吸気スピードが速く、炎がトンネルにぐんぐん引き込まれていきます。煙突もついていないのに結構な勢いで燃えるのでびっくりしました。

ただ、窓が無く薪の追加タイミングがわかりにくいので、ガラスをはめ込んで中の様子を見る事が出来るとさらに良くなるかと思いました。

薪を沢山入れすぎると、空気の量が間に合わず大量の煙が発生しました。薪の投入は適量を見計らわないと駄目ですね。

薪の量と、空気が釣り合うと炎が立ち上がります。

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この後は、持ち運びの取っ手や、薪投入部分のフタを付けてオーブンが出来上がるまでは五徳を作って単なるロケストとして使って見ます。

 

京丹後の「かつぐち2号」を拝見させて頂いた事がとても参考になりました。まだ製作途中ですがオーブンの完成が楽しみです。

そして市販されているクッキングストーブもこれと同じ位暖かいのか、とても気になります。この製品が完成したら、1台作って見てどのような違いがあるのか、また違いがあったら何が原因なのか、比較テストしてみたいですね。

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