ロケットストーブ自作
今までロケットストーブを我流で思いつくまま形にしてきた。けれど結果は失敗作品の山ばかりだったので今回は自分が思い描く基本形を忠実に形にしてみた。とは言え、ロケットストーブマニュアル本は完売絶版なのでネットで情報収集を行い、ドラム缶とU字溝で製作されているロケットストーブを参考に手元にある、ありあわせの材料と少しの購入品で形にしてみた。そして4月末にあるイベントに出品してみたいと思う。
手順その1
150角の角パイプを切ってL字の形にする。 角パイプは平鋼に比べて単価が高いですねー無駄にできません。今回は高さを800mmに設定した。多分この高さが低いと弊害があるのかなーどうなんでしょ?
手順その2
L字型のパイプを断熱層で包む。断熱層はL字パイプを全体的に包み込み断熱層は25mmにしてみた。 実験を終えて廃棄することを考え、断熱材はパーライトを固めないでそのまま流し込んだ。 そして出来上がった途中作品が上の写真です。形になった後、早速試運転を行ったけれど「ぐおーっ」と言う吸気音もなく静かに炎がそよぐだけだったので満足も今一つだった。
手順その3
断熱したL字ユニットをもう1枚鋼板で取り囲み、放熱ゾーンとする。天板は蓋をかぶせる形にして掃除や修正が出来るようにした。そして出来上がったのが下の写真。
デザインのかけらもない武骨な恰好になってしまったけれど、この構造でどのような燃焼になるのか早速燃焼実験を行った。
煙突は最初縦に4Mつないだけれど、ロケットストーブの魅力と言えば横引きシングル煙突でしょう!と言うわけで横に4M縦に1Mの配置に変更して、通常のボックス型ストーブでは不可能な形で燃焼してみた。入口を全開のままだと勢いよく燃えなかったので鉄板で1/3くらい、ふさいだら勢いよく燃えだした。
ストーブが冷めている間にいくら勢い良く焚いても、煙突が冷めている間は煙突の冷気が栓をしているかの様に燃え方が今一つだった、しかし本体が徐々に温まるにつれ勢いよく吸気されて、ボディ全体が暖かくなってきた。横引きの煙突も暖かく、燃焼も問題なかった。